ぐらしあすの「赤面恐怖と森田療法」②

入院森田療法は、積極的に森田療法を受けたいと切望する患者が日本全国から集まってきて、1グループに構成される。1グループ約20名くらいで、いわば医療の中にある自助グループである。規則正しい入院生活が始まった。朝は6時に起床しまずはラジオ体操から始まる。その後いろいろな作業を行っていく。ぐらしあすの病院では、病院外面の清掃、病院内面の清掃、時には犬の散歩、その他作業療法や夜の読書会などがあり、リーダー1人、サブリーダー2人で毎日をすごしていく。ぐらしあすは、その病院に時折やってくる、森田療法のオーソリティーである大原健士郎Dr.の診察を初めて受けた時、それはある意味、ようやく救世主に会えた気がした。森田療法の目的は「あるがままを受けいるれる」、そして目的本位、例えば、今日は本を買うために本屋に行くとして、途中苦しいことがあっても本を買うことが出来れば良し、気分が変わって本を買うことが出来なければ、目的本位の失敗となる。いわば「今自分は何をしようとしているのか、そのためにはそれを全うする行動をする」ということであり、毎日の日々を大切にしていこうというものである。森田グループは個人個人異なる苦しみを持ちながらも、お互いに寝食を共にする仲間とも言える。この入院生活は約3か月続いた。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。