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葉村晶シリーズの順番がわからなくなった私のために

『死んでも治らない〜大道寺圭の事件簿〜』(光文社刊)で若竹七海さんの文章にハマり、大道寺さんの続きないかな〜と電子書籍を検索。
すると葉村晶シリーズなるものが。
この主人公は探偵だし、警察とも関わりを持ちやすい模様だったので、大道寺さん出てきたりしないかな、とカメオ出演を期待して手を出してみるとこれまたハマり。

葉村シリーズのくくりになってるものを発行の古い順にソートして読んでいると、ふと「あれ、著者:若竹七海の検索途中で出てきた『御子柴くんの甘味と捜査』の御子柴くんが出てこない」。
たしか商品詳細かなにかで、御子柴くんは葉村シリーズの最初に出てきたって書いてあったはず。。

一度目の混乱。
『御子柴くんの甘味と捜査』の商品詳細を見に戻ると、葉村シリーズの最初は『プレゼント』だと書いてある。
でも私が手に取っているのは『依頼人は死んだ』。出版社がシリーズまとめを間違ったのか? ぎりぎり。

しかしよく見ると、葉村晶初登場とされる『プレゼント』は中央公論新社発行、シリーズまとめにしてあった『依頼人は死んだ』は文藝春秋発行だった。

出版社横断してる! 
じゃあわかんない。しょうがないや、と葉村シリーズ2作目を見たあとに、1作目の『プレゼント』を読了。気を取り直してシリーズ制覇へと進んだ。(確かに1作目に御子柴くんは出てきた)

そして『静かな炎天』のあとがきを見ていたら、この文藝春秋発行のシリーズの間にも短編があるって書いてあった。
なんだと。

二度目の混乱。
その短編は今度は光文社発行。
長谷川さんの引退関連で事件があったりするのかな〜、と『暗い越流』を読んだが、そうでもなかった。
それにしても、なんでそんなに縦横無尽に動き回るんだ、葉村晶。探偵だから?

ということで、今度こそ混乱しないように備忘録として葉村晶シリーズをまとめてみた。
これが回り回って、どなたかの参考になれば幸いです。

①初めて葉村晶が出てくる短編集

②本格的な葉村晶シリーズの始まり

③タフな葉村晶、31歳に頭が下がる長編

④37歳の葉村晶が出てくる短編集

⑤40代の女探偵、再びの長編

⑥不運体質に陰りなしの短編集

⑦感情移入して祈りながら読んだ長編

⑧葉村晶の変わらなさに安心する短編集


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