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シゴト、シッパイ、カレー-諫早勾留記250-

アラームが鳴った。いつもより少しだけ目覚めが良かった。ただテーブルに食事が運ばれてきたばかりだった夢の世界から、この現実世界に戻ってきた事実に少々耐え難さを感じる。

起きてすぐにこれから仕事であることを理解した。いつもなら夢と現実を行き来するのに。これはなんとも言えない気分、としか言えない。

ベツニシゴトハイヤデハナイ。

仕事しかしていないこの日常が嫌なだけだ。人生をかけたいとはこれっぽっちも。

そろそろ、仕事である。今年もまた布団から出れない日々が始まった。

〜・〜・〜

ミスをしていた。なかなか大きめの。

ホウレンソウ、チャントヤッタ。

〜・〜・〜

今日もカレー作った。昼も夜もチキンカレー。
イコウ、ビボウロクテキワガレシピ。

一口大の鶏もも肉を焼く。焼き目がついたら一旦取り出して焼いたときに出た油にクミンシードを匙1杯、香りが出たらすりおろしたにんにくと生姜を加える。香りが落ち着いたら玉ねぎのみじん切り、ひたすら炒める。にんにくは一欠片、生姜も同じくらい。玉ねぎは半玉。だいたい飴色になったらスパイスを加えよう。夜はその前にアサリを適当に加えて火を通しておいた。スパイスはクミンとコリアンダーとブラックペッパーを匙1杯、ガラムマサラはその半分くらい。チリペッパーとパプリカを好きなだけ入れて炒める。最後に鶏を戻して軽く炒める。きちんと混ざったら盛り付けろ。適宜水を加えて水分調整はしておいたほうが良さそうである。すぐに焦げちゃうから。味は言うまでもない。自分で作った飯はうまい。

コレハボクノジッケンノート。

〜・〜・〜

アラームが鳴った。
タイムアップ、今日も終わり、秋も終わり。

恐れていた季節がやってくる。
また明日。

にゃーん。