2年前の9月6日、その日は突然やってきた。
はりねずみをペットとして迎えて、2年と数ヶ月懐いているのか懐いていないのか、よくわからないけど、針も立てることはほとんどないので、素手で抱っこ出来るし、食欲も旺盛。

回し車も毎晩しっかりしてて、回し車しながらの排泄が恒例行事。ホントこれ、毎朝の掃除が大変だったなぁー。。。

時々、病院に連れて行くこともあったけど、そんなに長引くことなく復活して。だけど、やっぱり最後は所謂「ふらつき症候群」だったんだろうな。歩きながらポテっと横に倒れる、そんなことが時々あった。

一度排泄と同時に出血も見られ、病院に行くかどうするか悩んでたタイミングで、右によく倒れるようになり、食事の時は支えてあげないと食べられない。でも、支えてあげると普段通りの食事ができたのだ。

私の住んでる地域には、エキゾチックアニマルの専門医はおらず、町の動物病院の先生と相談しながらのケアだったので、そこへこの状態の子を連れて行ってもどうしようもないかもしれないし。。。と悩んでた矢先の夜だった。

いつもはポテポテとよろけながらも小屋に入ってるつんが、まる見えでポテっと倒れてそのまま就寝。

長男が「これって、まさか、死んでないよね？」
その言葉は今でもはっきり覚えている。まさか…と思った反面、早くも来たか……

やはり就寝ではなく永眠。

ペットを飼うということは、こういうことだということは十分に理解した上で譲り受けた。覚悟はしていても、やっぱりショックと寂しさでかなり動揺。長男は何も言わずに目に涙をためているし、もちろん次男も娘もショックは受けている。けど、長男は完全なるHSP気質。つんのこともずいぶん可愛がっていたから、尚のことショックが大きかったんだろうな。

そんなつんの命日には、長男が花束を買って帰ってくる。めんどくさがって、一人で買い物もろくにしたことのない長男が、自分のお小遣いで、お花屋さんへ行って帰ってくる。

一周忌は店主さんに相談して、ブルー系の花束にして帰ってきた。

長男のはじめてのお買い物が、まさかの花束💐

そして、今年も。

長男お気に入りのブルーのカーネーションは今年はなかったから、りんどうにしてくれたそう。

あまり花のある生活からは縁のない我が家にも、9月6日からしばらくの間、花の香りに包まれるのです。きっと来年も……

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