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多頭飼いの猫ってトイレを共有するべき?個別に使い分ける方法とは

猫を多頭飼いしようかな?と考えている飼い主さん。

2匹目を迎えいれる時に、トイレも個別で用意してあげたいですよね。

その一方で…
「猫って自分のトイレを認識しているの?」
「自分のトイレ以外で用を足すことはあるのかな?」
「トイレって共有してもいいの?」
といった疑問も。

私は、オスとメスの2匹の保護猫を飼育しています。
1歳になるまで「トイレを共有していたから?」なのか…
何度も失敗があって苦労しました。

でも今は、オシッコと便を使い分け、トイレの共有もなし。
「自分のトイレだ!」と認識しています。

実際に取り入れてみた方法です。
気になる方は参考にしてくださいね。

我が家の猫がトイレを失敗していた時の状況

生後2ケ月~1歳になるまでの間。
はじめはトイレで用を足していたメス猫ですが…
大きくなるにつれて、ソファーや布団でオシッコするようになりました。

オス猫は手のかからない猫です。

当時のトイレ事情は、こんな感じでした。
■一つの部屋に猫のトイレがあった
■トイレの数は2個
■トイレの隣にご飯がある
■猫砂はウッドチップ
■トイレは横一列に並べている

便は猫砂で用が足せるのに…オシッコだけ失敗するように。

なぜトイレの失敗が増えるのか…不思議でした。


トイレを失敗したメス猫だけを叱る

猫の性格ですが、オス猫はヤンチャで、メス猫はビビりな神経質です。
神経質な性格だから、多頭飼いが向いていないのかな?とも思いました。

しかし2匹は「兄弟です!」
「生まれた時から一緒!」なので、環境に問題があるのかなと。

気がつくとメス猫が布団やソファーの上でオシッコをするので、当時は怒っていました。オシッコをするたびに新しい布団を購入していたので…。

まず、トイレを失敗したからといって猫を叱るのはNGです。

飼い主:「布団の上はトイレじゃないの!布団の上はダメ!」
猫:「もう…オシッコをしたらダメなんだ…」

この時点で猫は布団をトイレだと思っています。
飼い主は「布団の上はダメ!」と怒っていますが、猫はオシッコをするだけで「怒られている」と勘違いしてしまうのだとか。

結果的にオシッコを我慢して「膀胱炎」になってしまうんだそうです。

獣医師に相談したところ…

「理想的なトイレを見つけるしかないですね!」と…

多頭飼いの猫にとって理想的なトイレとは?

我が家は初めての多頭飼いです。
そもそも猫が求める理想的なトイレって何だろうと思い調べてみました。

■猫の数+1個以上
■飼い主の目が届く場所に設置する
■トイレの大きさは体長の1.5倍以上
■猫砂は多めに
■屋根付きよりもオープンタイプ
■猫砂は細かめで鉱物系
■トイレとご飯は離れた場所に置く

みたいなことが書いてありました。

猫を2匹飼育しているなら、4個のトイレが理想的ってことですね。
ただ、猫砂やトイレの形は、猫の好みもあると思います。
このあたりは様子を見ながら…変えていくしかないです。

さらに多頭飼いになると…
一戸建ての場合は、それぞれ別の階に置くと良い
■サークル内で飼育する
■猫に合わせたトイレを個別で用意する
■むしろ共同トイレで問題ない

とネットによって意見はバラバラ。

多頭飼いになると、なぜか「トイレ」の意見が分かれていました。

■とりあえず1階と2階に分けた方がいいよ!
■一つの部屋にトイレを何個も設置しないで!
■オシッコ用・排便用で分ける猫もいるよ!
■「別々のトイレ」を使う猫は珍しいよ!
■どうせ用意したって使わなくなるよ!
■うちの猫は1個のトイレを「共有」しているよ!

といった感じ…

もはや何が正しいのか…分かりません。

猫が幸せだったら良いのかな?
飼い主さんが楽だったら良いのかな?と思いつつ…

でも猫の便チェックは「臭い・色・量」など「健康」のために必須。
トイレを共有にすると「どっちの猫の便なの?」分からなくなります。

猫の便を動物病院に持参するケースもありますよね。むしろトイレは共有しないのが一番なのかな?とも思います。

多頭飼いの猫がトイレを失敗する理由

我が家のメス猫がトイレを失敗する理由も考えました。
メス猫が柔らかい場所を好むんですよ。

■布団をトイレだと思っている
■トイレの質が気に入らない
■トイレの場所が気に入らない

思い当たるのは3つかな…
トイレの数を増やしても失敗しました。

要するに!「布団の代わりを見つければトイレは成功する!」と考えました。

トイレの「しつけ」で取り入れたこと

当時は子猫だったこともあり、一つの部屋を「猫部屋」として使っていました。トイレ、食事、寝る場所が全て同じ部屋でした。

まず、猫が家の中を自由に行き来できるように飼育法を変えることに。
「完全室内飼い」は徹底していますが、リビング、廊下、お風呂、部屋と自由に出入りできる環境に変えました。

そして
ソファーや布団にビニールシートをかぶせる
■犬用ペットシーツに変更
■犬用トイレを購入
■1階と2階にトイレを分ける
を試しつつ…

最終的に…
【オス猫のトイレ】
屋根付きシステムトイレ1台
■オープン型システムトイレ1台
■猫砂は大きめのウッドチップ
■設置場所は2階の廊下

【メス猫のトイレ】
オープン型システムトイレ2台
■犬用ペットトレー1台
■すべて犬用ペットシーツ
■設置場所は1階のリビング
■ご飯の隣に設置


に変更しました。

もはや…メス猫に関しては「犬」と同じ飼育法。
犬はフカフカな物にオシッコをする習性があります。
だったら「犬」と同じトレーニング法を取り入れれば成功するのでは?と。

すると…
あれだけ苦労した「トイレの失敗」が
わずか初日で成功したのです。

しかも自分のタイミングで…

「君は犬なのか?」

とにかくトイレを置く場所がないので、猫のご飯の隣にトイレを設置しました。リビングの間取りにもりますが「仕方ないかな…」と思います。

今では…
どちらの猫もオシッコと便と使い分けていて、
「ここは自分のトイレだ!」と認識している様子です。

結局…猫砂とペットシーツに好みが分かれた

結果。猫砂→ペットシーツに変えただけ。

猫って猫砂で用を足すイメージがありますよね。

中にはペットシーツを好む猫もいるんです。
柔らかい上で用を足すのが落ち着くんでしょう。

「猫砂の上でしてほしい!」と飼い主が願っても猫には届きません。

「私は布団の上で用を足したい…」

前足でペットシーツをホジホジして…
ポジションを決めたら用を足して…

スッキリした後も念入りに前足でホジホジして…
必死に隠そうとします。

外敵から身を守るためなのでしょうが、ペットシーツに変えても習性は変わりません。

ペットシーツの上でも同じ。
むしろ上手に折りたたみます…すごいですよ。

結果的に「ペットシーツの上」で用を足すことで落ち着きました。
今は、ソファーや布団の上でオシッコをしていません。

猫の多頭飼いがブームになってきている今

トイレのしつけは簡単と言われている猫。
猫を多頭飼いしたいなと考えている飼い主さんも多いかと思います。

しかし共有することで、今までできていたトイレを失敗することもあります。

さらに健康チェックができない、トイレを我慢して病気になるケースも。

トイレを個別に分けられたのも
■ゲージや部屋から出してみる
■犬の飼育法に切り替える
■トイレの置く場所を変える
■猫砂だけではなくペットシーツも組み合わせてみる

といった方法を取り入れたから。

現在は自分のトイレだと認識しています。
「トイレの共有」もしていません…

多頭飼いをすることでトイレが不安になっている飼い主さん。
「こうだ!」と決めつけないで、色々な方法を取り入れてみてください。その行動が「猫の幸せ」に繋がると思います。

というわけで、最後までお読み頂きありがとうございました。

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