世界一簡単なハラペーニョ・サルサの作り方
地域おこし協力隊として活動する中で、まだ回数は少ないものの、タコスの試食会を開催してきました。基本は、メインプレートに「カルニータスーメキシコ的豚肉のコンフィー」、サイドに「メキシカン・ピクルス(酢漬け野菜)」、そして「サルサ」を2〜3種類作ります。(上の写真は最近の試食会の様子)
その中で、サルサ作りはもっとも時間がかからず簡単なのですが、「どうやって作るのかわからない」、「教えて~」と聞かれることが度々。日本でも、かなり以前から、メキシコを代表する唐辛子である『ハラペーニョ』を見かけるようになりましたが、やはりどうやって使うのかわからないという方が多いという印象です。
そんなわけで、kaho tacosレシピの第一弾は、日本でも作れる「世界一簡単なハラペーニョ・サルサ」を紹介します! 特別な材料はハラペーニョだけ。いくつかのスーパーを回れば、必ずどこかに見つかるはず。メキシコの唐辛子について語り始めると長くなるので、我慢我慢。本日は材料と作り方を紹介します。
一つ目は、ピコデガジョ(鶏のくちばし)と呼ばれるサルサ。これはハラペーニョの美味しさをストレートに味わうことができ、辛さの調節も簡単なので、ハラペーニョ・デビューの方にもおススメ。二つ目は、少しこなれた感じのするグリーンサルサですが、作り方はいたって簡単。ミントカラーもおしゃれです♪
【メキシコ国旗の三色サルサ PICO DE GALLO】
「ピコデガジョ!」の言葉を聞いただけで口の中から唾液が、、というくらい、
美味しいサルサです。メキシコ国旗の緑、白、赤の3色が鮮やかに映えます。ステーキなどにかけるのはもちろん、しっかり焼きのスクランブルエッグやトルティーヤチップのお供にもなります。メキシコシティなら、これをサクサクした豚皮のフライ(チチャロン)と一緒に食べるのがお決まりで、最高のつまみになります! ここにアボカドを加えてトルティージャで巻くと「至福のタコス」と呼ばれるほどですから、間違いありません!
<用意する材料>
ハラペーニョ 2~3本(好みで調整)
玉ねぎまたは紫玉ねぎ 1/2~1個(好みで調整)
トマト 大1~2個
(パクチー 数本 あってもなくても)
レモン汁 適量 ※
塩 適量
※日本で売られているメキシコレモン(メキシカンライムと呼ばれる)は、果汁が少なく本来のメキシコレモンの味がしないというのが私の印象です。それならば、一般的なレモンか、果汁と酸味のしっかりある各地の柑橘を使用するのがよいと思います。
<作り方>
① ハラペーニョ、玉ねぎ、トマトをみじん切りにします。5ミリ角くらいでよく、あまり細かすぎると美味しくありません。パクチー好きの方は、ここにパクチーを一緒に入れてもよし(メキシコでは入れることが多いです)。
② ①に、レモン汁と塩を適量加える。レモンと塩の味ははっきりしている方がよいですが、塩辛くならないように注意しましょう。
③ 材料をすべて混ぜたら、完成!
混ぜた途端、ハラペーニョの香りが立ってなんともいえない。
¡Buen provecho!
【ハラペーニョのクリーミーサルサ】 (ミキサーが必要)
このサルサは、メキシコの家庭というよりは、「タコス屋」などでよく見かけるタイプのものです。実際には、もう少し他の材料を加えたいところですが、日本で簡単に手に入る材料でのレシピを紹介します。ここでの旨味はハラペーニョに尽きるので、ハラペーニョの辛みを十分感じられる分量で作ることがコツとなります。
<用意する材料>
ハラペーニョ 2~3本
玉ねぎ 大1/4個
ニンニク 1片
塩 適量
オリーブオイル(または普段お使いの油) 適量(大匙1~2程度)
水 適量(50~100ml程度)
<作り方>(材料を焼く場合と茹でる場合で風味が変わります)
① <焼く場合>フライパンで、ハラペーニョはまるごと、玉ねぎは1/4個をそのまま、ニンニクは皮付きのままで、すべて焼いていく。絶えず動かす必要はなく、四方に火が入り、少し焼き目があるとよい。(この時、油を引いても、引かなくてもよい)
① <茹でる場合>水を張った鍋に、ハラペーニョをまるごと、玉ねぎ1/4個そのまま、皮を剥いたニンニクを入れ、火をつけてから10分ほど茹でる。茹で汁には、旨味も出ているので、②の水の代用とする。
② ①がある程度冷めたら、ハラペーニョは取り出してヘタを取り、玉ねぎ、皮を剥いたニンニクのすべてをミキサー容器に入れる。そこに、塩、水、油を適量加えてミキサーにかける。塩は、塩辛くならない程度に少量ずつ入れ、好みの味とする。
※好みでパクチーも加えてミキサーにかけると美味しいパクチーサルサに変身!
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メキシコのサルサの種類は無限で、ちょっと想像しても星の数ほどあるとしか言えません。なので、メキシコの唐辛子やサルサのお話、日本でも作れそうなサルサなど、これからも少しずつ書いていきたいと思います。
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