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食とわたし① どうして(自炊すらしていなかった)私が飲食業界に?!


味わうことで身体と心が満ちていく

最近、食分野の魅力を伝える活動がしたいと考えるようになりました。

食の魅力というと、楽しさ・出会い・刺激・エンタメ…といった文脈で語られることが多く感じますが、私は、食べることは[癒し]であるといった切り口でも考えてみたいです。

ごはんをつくって食べると、体も心もゆるんでほっとする感覚になる。
居心地のいいカフェで食べるランチは自分を満たしてくれる。

仕事をやめてから生活が少し穏やかになり、料理をちゃんとつくって味わうことができる心の余裕ができてきました。おいしさを感じられるって幸せです。
最近は味噌をはじめとした発酵食品に興味をもっています。身体にいいものを食べることによる[癒し]の作用について考えたいなと思っています。


塩糀(こうじ)に漬け込んでやわらかくなったお肉のスープ。
お漬物は、塩糀と揉み込むだけで簡単なので時々つくります



今回は、私が食分野にかかわる最初のキッカケお話です。

飲食店勤務に挑戦した新卒時代

私は大学時代まで実家暮らしで、全くといっていいほど料理ができなかったにもかかわらず、新卒で飲食業界に飛び込みました。ホールだけでなくキッチンも両方やりました!

就職活動では出版社や編集プロダクションを志望していました。ですが部活に明け暮れた大学時代、超高倍率をくぐりぬける準備をしていたわけでもない私は丸腰で挑み、当然それで内定をもらえる世界ではありません。

なんでもいいからとにかく[文化]に関わる仕事がしたいと意地になっていた私は「食も広義でいえば文化なのでは?」と気がつきました。
どうせやるならいつかどこかで活きる経験がしたい。ひとが生きていく上で欠かせない[食]に関する経験なら無駄にはならないだろうと踏んでいました。

また、私はチェーン店にはない個性を持つ、個人経営のカフェの雰囲気が好きでした。そうした[体験の価値]を伝えられる場であるという意味でも、飲食で働くことに自分なりの意義を見出そうとしていました。
転んでも、立ち上がるときには何か掴んでいたい。そうした精神はもっていたんだと思います。

入社した会社は、いわゆる飲食業界のイメージとは一線を画していました。
『100店舗100業態』を謳っていて、一店一店カラーの違うカフェや飲食店を経営していました。
そのため、いわゆるマニュアルといったものがありませんでした。お客さまに「いらっしゃいませ」ではなく「こんにちは」と話しかける、そんな穏やかな社風が好きでした。

入社前の大学4年生の秋から、私は内定者インターンとしていきなり新店舗のオープン日とともにに配属されました。
料理の経験がないどころかアルバイトもほぼ未経験。スピードだけを求められる環境が苦手な特性が露呈してしまい、できないことだらけでボロボロでした。そんな人が4月から正社員になるというのだから、面白くないと思う人もいるでしょう。年下のアルバイトさんのやっかみから、いじめも受けました。
結局、立ち仕事が身体に合わなかったこともあり、長く勤めることはできませんでした。


ですが今、食にかかわる活動ができたらと考えているので、人生わからないものです。


新卒で働いていた店舗は『一汁一菜 御御御』という、ごはんとお味噌汁をテーマにした和カフェの店舗でした。
当時出会った1冊の本が、日本の食文化や発酵食品への関心をもつキッカケになりました。
それについては、また次回の記事で…!

ここまで、読んでいただきありがとうございます♪

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