見出し画像

【うつの時】うつからの回復


平常心に戻る

苦しい2カ月がようやく終わりを迎える。

大きな波に心がさらわれたけれど、今までより、大きく落ち込んで活動が停止してしまうところまでは落ちなかった。

仕事も、うつを理由にドタキャンで休むこともなかった。

少し成長した、良かった!!

うつの波を小さくできた要因を記録する。

回復に効果的だったこと

うつに気付いて、計画的に休養したこと

「私、いま、きつくなっている」と感じることができた。

このまま進んだら、崩れてしまう。。。

そう思って、休みをどこで取れるか探して、計画的に休養をとることができた。

食べて、寝る。

シンプルだけれど、効果的であった。

服薬の調整ができたこと

双極性障害の治療・予防には、気分安定剤を基本的に服用する。

躁の時期がある双極性障害は、抗うつ剤の服用は、鬱の時に限定的に行わなければならない。

どの程度の鬱状態であれば服用した方がいいかの見極めが難しい。

今回は、自分の経験と感覚を元に、主治医に適切に現状と服薬の希望を伝え、適量を効果的に服薬することができたと思う。

リフレッシュしたこと

体はきつかったのだけれど、思い切って普段とは違う空間に身を置いてみた。

子どもを連れての二人旅に不安もあったが、子どももよく私の話を聞き、指示に従ってくれ、特に困ることなく楽しく旅行をすることができた。

そして、心のつっかえが取れ、ご飯も美味しくたくさん食べることができた。

「放浪の狼」としては、時々は放浪する時間を作る事が大切だと感じた。

そして、自分の判断で行動する時間を少しでも作っていくことが大切だ。

まあいいか!と現実を受け止めたこと

20代前半で発症したときは、まだ体力も気力もあって、延々と思考を続けることができたが、最近はその精神力が衰えてきたと感じている。

これは、結構よいことでもあり、適度に諦めることを覚え始めている。

「まあいいか、どうにかなるようになるさ。」と、現状を受け止めることが少しできるようになった。

素直に思っていることを話して、それを聞いてもらえたこと

最後に書いたが、これは一番効果的だと思う。

「困っていることや悩んでいることを相談する、人に話すといいよ」とよく聞く。

しかし、「思っていることを話すとどう思われるのか」と、精神的に参っている時ほど、かなり敏感になっている。

そして、信頼している人でないと、なかなか話す気になれない。

何かアドバイスをもらっても、信頼していないと素直に聞くことができない。

今までも、カウンセリングに行って、余計に傷付いて帰ってきたことも何回もある。

また、自分が信頼している人になかなか出会うことはない。

その上に、自分が尊敬する人に話す機会、話を聞いてもらえる機会は滅多にない。

今回、うつの波が来た時、信頼・尊敬している方に素直に話をすることができた。

話しを聞いてもらえた、助言をもらえた。

「私は、私でいいんだ。」

「いいところもある。」

「ダメなところもある。が、それでもいいんだ。」

自分でそのことを時々忘れるけれど、また思い出す。

そして、平常心に戻る。

有り難さがしみわたる頂いた言葉は、軸となり、糧となり、今後ずっと私の中で生き続けるだろう。

2021.11.30


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?