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Orto Botanico “Giardino dei Semplici”(植物園“センプリチ庭園“)

ローマ2泊3日の後、次の国内旅行の前に少し日程があったのでフィレンツェ中心地をぶらぶらすることに

重たいのに古い一眼レフを日本から持参しているので何かしら販売に繋がる写真も撮っておきたい、なんて思いながら足を運んだのはフィレンツェ大学附属の植物園“センプリチ庭園”へ

ここは有名なミケランジェロの彫刻「ダビデ像」のあるアッカデミア美術館からちょっと行ったところ、サン・マルコ広場近くにある


☆「Giardino dei Semplici(ジャルディーノ デイ センプリチ/センプリチ庭園)」


センプリチ庭園のその歴史は16世紀半ばから始まり、「世界で2番目に古い植物園」とか その名前の「Semplici(センプリチ)」とは古くから薬草のことを「i Semplici(イ センプリチ)」と読んでいたことに由来する

これだけしか看板がないので通り過ぎてしまった

フィレンツェ大学付属とだけあって?中に入ると学校っぽい

ロッカーがあるのいいね

「ingresso/entrance(入り口)を入って左にチケットと物販の部屋がある
チケットを購入して敷地内に入ると目に飛び込むカラフルな案内板(棒?)

案内板?もシャレオツ

多分、季節のいいときに来ると薔薇とかが咲いているであろうエリアを抜けて大きな樹木のエリアへ

10月も終わり秋深くなってくる時期なので花は少ない

☆大きな木のエリア(正式な呼び名ではなく、私が勝手に呼んでるだけ)が楽しい!


杉とか松とか大木系があるエリア

池から大きな木が生えている大きすぎて全体を撮れていないけど「落羽松(ラクウショウ)」と言うらしい

葉っぱを見ると「羽根」のようだから「落羽松」なのかな

メタセコイヤの葉っぱがもっと細くなった感じ

「落羽松(ラクウショウ)」は「沼杉(ヌマスギ)」とも呼ばれ湿潤な場所を好むので水の中から生えていることもある 水の中から落羽松の呼吸根(気根)が池からニョキニョキと顔を出しているのが、ムーミンに出てくるニョロニョロみたいだ

木から落ちたら痛いよね・・・

大きな木のエリア、めちゃ楽しい!(と思うのは私だけかも)

なんでかって?

色々落ちてるから(笑

見てよ、この綺麗な松ぼっくり!まるで薔薇!!!

なんとアンティークな雰囲気がエレガント

これはヒマラヤ杉の松ぼっくりの一部で見た目が薔薇のようなので「シダーローズ」と呼ばれている 綺麗だけど持ち帰ったらダメだよなぁ(種子が残ってるかもしれないから)

こっちは日本でも見かけるノーマルな形の松ぼっくりだが、松の木は日本で見かける松の木と様子が違っていた(写真ないけど)

このままだと思ったら乾燥すると松ぼっくりは開くのね

綺麗な色の落ち葉とか木の実とかついつい広い癖があるのでもれなくNovella宅に持ち帰った(笑 

なぜなら、大きなガラスの器に盛ってルームフレグランスをかけたらポプリみたいに使えないかなぁと考えて

結局、何もしなかったけど

あとはキノコも生えてて面白い

これ何??

別に植物園が意図して育てているわけじゃないのだろうけど、キノコ見ると楽しい

食べれるのかなぁ

キノコ類って樹木の栄養分で生きてるから、大きな木のエリアにキノコがあるわけだ

☆間近でパラグアイオニバスが見られる


大きな木のエリアから庭園中程へい歩いていく

日本だとモミジとかイチョウの紅葉だがイタリアではそのどちらも滅多に見ない

庭園の中心あたりに大きな噴水があり、そこには大きなお皿もしくはお盆のような葉っぱの「パラグアイオニバス」が浮かんでいる(オオニバスだったらごめんなさい)

日本でも見たことはあるが、こんなに間近に見たことがないので興味深い

これから広がっていく葉っぱの形がまるで「ゴンドラのよう」

写真右上には大きな花の蕾もある

いくつか花の蕾もあったが、咲いているのは見られなかった(残念)

☆日本庭園?


パラグアイオニバスの噴水を抜けていく

ほとんど人がいない

「センプリチ庭園」といえども「植物園」なので敷地内はいろんなものが植えられていて、「南天」とか「ガマ」とか日本でも馴染みの植物を見ると嬉しくなる(笑

いつも食べ物を想像してしまう「ガマの穂」

突き当たりまで行ったのでUターンしていくと日本庭園?があった

なんだろう、別に何が間違いというわけでもないのだが違和感

ほんの少しのスペースなので日本庭園というほどでもないのかな

10月下旬とはいえ、まだ日中は半袖でも過ごせるくらいの気温で紅葉した落ち葉と気温のギャップが面白かった日

☆大きな温室が2つ


小物を育てるビニールハウスよりも小さい温室がいくつかあるが、大きな温室が2つある それはエントランスのある建物の左右に位置する

庭園からエントランスの集まり建物向かって左側

暑いからあまり入るのは気が進まなかったが、せっかく来たので入ってみることに

モンステラやシダ類、亜熱帯の植物がたくさん置いてあり、ちょろちょろと水場の水の音が室温とは裏腹に涼しげだ

品種改良とか研究するための道具?とか種子の陳列もあった

説明読んだとてわからない
ただただ眺めて終わり(笑

しかしなんですよ・・・・室温と湿度が高いので「蚊」がいるのだ。。。。

こんなに植物あったら夜は酸素が薄そうだ

蚊の襲撃に「こりゃたまらん!」と外へ出たものの「元を取りたい」私はもちろん、右側の温室にもいくわけで

ここも「蚊」の宝庫!(温室の説明より「蚊」笑)

壁が白くて天井が高く、屋根は半分ガラス張りなので室内は明るい

なんていうか、ポートレート撮るのに良さげ(蚊がいなければもっといい)な空間だった

☆まとめ


何度かフィレンツェを訪れていて、喧騒を離れてのんびりしたいときに「センプリチ庭園」はいいかも

例えば、「アッカデミア美術館でダビデの像見たい!」という同伴者がいて、でも「自分はもうダビデ像は見たし」と思うときは近くなので

気候の良い時期ならいろんな花も咲いているので楽しめると思う
野鳥も来るし、写真を撮るのが好きな人にもいいと思う(私がそれ)

これはクロウタドリかな?

わざわざイタリアまで行って植物園なんて、という方もいるとは思うが「私は面白かった」ので綴っておくとしよう

「世界の歩き方」でも紹介されているのでリンクを貼っておく

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