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フィルムカメラで撮影するマイルールについて考える

 今年からフィルムカメラで撮影を始め現在3台のカメラをその日の気分に応じて使い分けながら撮っています。その3台は上にある写真のカメラになります。
①PENTAX MZ-50(一眼レフ)
②MINOLTA RIVA ZOOM90DATE(コンパクトカメラ)
③AGFAMATIC4000(110フィルムカメラ)
 まあ、フィルムカメラ好き・マニアの方にとっては決して高性能と言えるカメラでは無く笑われてしまうレベルのカメラかもしれませんが、3台とも色々な縁があり入手したカメラなので大切に使っています。
 その3台のフィルムカメラで色々なシーンを撮影しているうちに「このシーンならフィルムカメラで撮影しよう」という自分で勝手に決めたマイルールが確立してきました。それは以下の通りです。

① 自分の好きなシーン、後世に残しておきたい・何度も写真を見返したい
  と思うシーン
② 自分が撮影して楽しいと感じるとき
③ 手持ちのフィルムカメラの性能を上回る機能を求める撮影ならデジ
  カメで撮影する

 ①②に共通し且つ自分が撮りたいシーンは「家族」「野球の試合」です。更に詳細に説明するとこうなります。

家族:家族の日常の姿、外出やイベントで楽しんでいる表情など
野球の試合:選手の表情・頑張る姿、球場や客席の風景など


 フィルムカメラで撮影した現像して写真をアルバムに入れ何度も見返すと、その行為が何て楽しいことだろうとフィルムカメラの撮影を始め改めて気付かされました。でも「デジカメで撮影した写真でもPCで何度も見ることはできるのではないか?」「現像するならデジカメの写真をプリントすれば同じではないか?」と指摘を受けそうですね。
 確かにそうですが、データの場合はPC・メディアの不具合・故障で一瞬に写真が消失して後世に残すにはリスクが高いです。フィルムカメラの写真は画質ではデジタルより劣り荒くなりますが、保存するにはプリントする方がリスクが少ないとも言えます。
 あと現像した写真でもフィルムカメラとデジカメカメラでの価値(喜び・悲しみ)が明らかに違います。フィルムカメラの撮影は撮り直しができないシーンが多いため撮影する際に緊張感が走り、また被写体が人物ならばその人にも緊張感が生まれます。しかも撮影した直後に「撮影は成功?失敗?」というのがデジカメのように画面が無いので分かりません。撮影から現像までに時間・日数かかるので現像したときに上手く撮れたならば撮影した自分だけでなく相手も嬉しくなります(逆に失敗ならショックは大きいですが‥)。デジカメの場合撮影直後にその画像が見られるのでその感動はフィルムカメラより少ないでしょう。その感覚は昔は当たり前だったでしょうが、改めてその喜びを思い出しました。

 実際にフィルムカメラで撮影した写真を例に説明を

画像1

 私の好きな被写体である「家族」で娘の写真です。確か夏休みの自由研究で家の周囲に咲く花を調べるため私のデジカメで花を撮影しているシーンです。数年後にこの写真を見返したら「ああ、自由研究で頑張ってたな‥」しみじみ思うことでしょう。きっと懐かしい思い出になっている筈ですので個人的には残しておきたい写真ですね。

画像2

 これは私の好きな被写体の「野球」、第90回都市対抗野球南関東予選第一代表決定戦のJFE東日本対ホンダ狭山戦でのJFE東日本の応援団です。選手名のボードを掲げて応援を呼びかける姿ですが、3年ぶりの東京ドームまであと一歩という試合の中、必死になり応援する応援団員の姿に迫力を感じます。この試合JFE東日本は勝利し都市対抗野球出場を決定しましたが、数年後この写真を見返した時には「決定戦は選手だけでなく応援団員も必死だったよな‥」と思い出すでしょう。

画像3

 これも私が好きな被写体の「野球」、ピントが合っていませんが独立リーグ(ルートインBCリーグ)でNPB復帰を目指すべく奮闘する西岡剛選手(元千葉ロッテ・阪神)の打席です。写真では空振りする姿。ボールに喰らいつこうと必死になる姿はNPB復帰に希望を掛け勝負する姿にも感じます。何度も見返したくなりますし、ウン十年後でも「西岡選手は独立リーグで頑張ってたな‥」と残しておきたいシーンです。

 実際撮影した写真を例に挙げましたが、先程説明した①②のシーンを撮るにも私の持つフィルムカメラではスペック上撮影することが難しい場合があります(例えば、激しく動く被写体、夜間の写真など)。そのシーンは、フィルムカメラで無理して撮影しようとせず今私が持つスペックの高いデジカメで撮影することにしています。もっと高性能のフィルムカメラを買えば解決しそうですが、そこまでフィルムカメラへの執着は私にはありません。無理せずできる範囲で撮影をしたいので。

野球関連の事柄を書きます NPB:千葉ロッテ、BCL:埼玉武蔵ヒートベアーズファンです