高校時代好きだった人の結婚式。

この人には幸せになって欲しい。
とにかく幸せにしたい。

気遣いさんでしっかり者で頑張り屋さんでお調子者でで親切で優しくて温かくて謙虚で思いやり溢れている寂しがり屋さんなこの人は
私とちょっと似ていて 人のために頑張りたい人

私が支えたくても彼女も私を支えてくれてしまう
支えたがってくれてしまう
バランス良く支え合えるなら良いけれど
当時大きな生きづらさを抱えていた私は、そのうちバランスを偏らせて頼ってしまいそう

だからこそ、彼女が欲しがっている家庭を築ける社会的にも祝福される男性と、時には甘えて支え合う家庭を持って欲しい。
私はこの人を幸せにする力が及ばない。

当時のmixi日記。
私は大好きな人は私が護りたい

それなのに

彼女の身内に不幸があって
でも素直に頼って貰えるような性格じゃなくて
すごくすごく どうすれば良いのか分からなくて
ぐるぐる考えていた

私が勝手に悩んでいる間に 彼女の人柄のおかげもあって心配する隙間もないくらいに
たくさんの友達が彼女を支えていて

安心すると同時に羨ましいような私の役割が分からないそんな複雑さを覚えて
ただ彼女を幸せにしたいはずなのに何だこの感情は と、大事な友達として距離を図るのに勝手に一人相撲していた。

邪な気持ちのある私の善意でも 彼女は喜んで受け入れてくれるのは分かっていたし
今でも取り越し苦労で馬鹿だなぁ もっとシンプルに生きれば良いのにと我ながら思う
けれど

もし私がパートナーだったら
昨日みたいな素敵なお式を挙げることが出来なかったと思う。
こんなに安心する気持ちになれなかったと思う。

だから本当に良かった。
これからも幸せを築いていって欲しい。
これからは純粋にシンプルに友達として支えになりたい。

さて、

想いの丈をどこかにぶつけたくて
昔の片想いの話なんて恥ずかしくてリア友には言えないので 吐き出してみた。

よくある話。
薄っぺらいポエムもどきのオナニー日記みたいで恥ずかしい。
恥ずかしいのに、恥ずかしいのも含めて、
嫌ってほどに真実。

よくある話だけれど
私にはそうそうない体験だった。

タイトルには
嬉しさ80 切なさ20 と書いたけれど、嘘。
本当はもう分からないくらいにどっちもぐちゃぐちゃで、でも多分逆。

新郎新婦の入場で、ドレス姿が美しすぎて、近づいてきて、目が合って、微笑んでいて、美しすぎて、嬉しいはずなのに悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて悲しくて仕方がなかった。
嗚咽を漏らさないように下唇を噛んで耐えた。
コロナ対策でマスク着用のお式だったので、思いっきり噛んで耐えた。
ただの同級生だった友人が、お式で声を上げるほどに泣くだなんて絶対におかしい。そうなってしまったら雰囲気ぶち壊す。耐えた。
全身に力を入れすぎて、握りしめていた手のひらに爪が深くくい込んだ。短くしていて良かった。

別にずっと甲斐甲斐しく思い続けていた訳じゃない。
会いたくて会えなくて泣いたり、悲観して絶望したりしていない。
それなりに忘れて、良い友達としてずっと過ごしていた。
だって端から期待してなかったから。

彼女のことは「好きな人」ではなく「大事な友達」というカテゴリーに今入っている。
だから、彼女がひとつ欲しかったものを手に入れて人生の門出を迎えられて、その報告をして貰えて、直接祝うことができて、すごく凄く 有難くて嬉しい。

嬉しいはずなのに、ちゃんと嬉しい気持ちもあるのに、とっくのとうに気持ちは切り替わって友達として過ごせているのに。
あまりにも幸せそうに笑うその笑顔が可愛らしすぎて、好きだった気持ちが生々しく思い出されてしまった。

新郎新婦はお似合いで、お互いそこに居るのが当たり前かの様に 安心した表情で隣に並んでいた。
2人きりだとドキドキして、手を繋いだり腕組んだり隣を歩いたりするのが嬉しすぎて恥ずかしすぎて息苦しくて、他の人の話なんか聴きたくなくて心配かけたくなくて何も言えなくて何も話せなくて、気を遣わせるのが心苦しくて2人だと居心地悪くて少しずつ2人では会わなくなって、3人でしか会わなくなってた私とは大違いだ。

逃げ虫の弱虫なだけじゃなく、臆病者でもあった私。
彼女の隣であんなに穏やかな表情で居られる、同じく安心しきって穏やかに楽しそうな表情を彼女にさせられる新婦が、心底羨ましかった。

いいねいいね。

いいな。

出席出来て本当に良かった。
2人で会わないようにしていたと逃げて 誤魔化して無理矢理忘れていた気持ちに 、正真正銘のピリオドが打てた。

打てたかな

打つ道具は揃った気がする

少しずつ、打っていこうと思う

沢山の気持ちを教えてくれてありがとう
幸せになってくれてありがとう
もっと幸せになってね

そしてこれからも仲良くして
私たちとも、私たちとなりの幸せを築こうね

あーーーーーーー
とにかくめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃめちゃくちゃ可愛かった
可愛すぎてびっくりした