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今日ときめいたこと132ー避難所のあまりの違いに衝撃

(タイトル写真はフォーカス台湾より転載)

台湾の地震報道で、上の写真にあるような光景をテレビで見た時、衝撃を受けた。整然としていて美しい。こんな感想を持ったのは私ばかりではない。羽鳥慎一モーニングショーのコメンテイター玉川徹氏も同じことを言っていた。

日本の避難所はどこも床の上に布団を敷いて仕切りも何もないところでのいわゆる「雑魚寝」がほとんどだ。段ボールベッドなどを導入しているところもあるようだが一般的なのは下のような光景だ。今回の能登半島地震では、ビニールハウスで避難生活をしている人までいる。

(読売新聞オンラインから転載)

海外のメディアが難民キャンプのようだと言ったとか。気になるのは、「台湾の避難所も6年前は日本のような状況だった」ということだ。この6年間で両者に違いがでたのはなぜか。日本メディアのインタビューに答えた台湾の関係者は、「マニュアルなんてありません。ただ誰が何をするかが決まっていていつでもそれが実行できるように打ち合わせを行っている」と。

日本は災害の多い国だから、災害対応についての知見やノウハウ、体制はかなり整っている先進国だと誰もが思っていたに違いない。しかし台湾のこの避難所を見てからは、「避難所とはこのようなものだ」といった半ば諦めの固定観念が避難生活を不自由で居心地の悪いままにしてきたのではないかと考えている。

海外に目を向けることで今まで気づかなかった自国のことが見えたりする。今回台湾の快適そうな避難所に刺激を受けたことで今後日本の避難所改善が進むのではないかと期待している。災難は誰の身にも起きることだから。


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