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Canon LTM(Leica Screw Mount) 50mm F1.2で見えない的を狙う。

オールドレンズ・ファンの方々はとうにご存知のレンズです。レンジファインダー型最終の7シリーズ用に1956年に開発製造販売されたものです。

わたしはこのレンズを幼馴染の友人から頂戴しました。十数年前のことです。爾来、様々なカメラに装着して使用してきました。

当初はそのまろやかでやさしい描写が好ましく思っていました。しかしある日、このレンズの創造性というかゲージュツ性に気付かされたのです。それはソニーのα7RIIで撮影したときです。

α7RIIで

何か知らず、自分が意図したもの以外の美しさというか神々しさというか、不思議な「もの」が写し出されているのです。

これこそが、長徳師の「良い写真とは見えない的を狙っているような感じの写真です。」(FBにおけるスレッド@2023年1月1日)といわれる「良い写真」なのでしょう。わたし、にとっては♪

M246で

このような撮影者の意識と視線を裏切る「的」を射抜いてくれるのはいくつかのレンズに多々発生するというのもわかってきました。

このレンズはそのうちの一本です。



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