#34 箱根おなまえ駅伝
明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願い致します。
元日から事務所ライブ『バカ爆走!』があり
芸人がそれぞれお客様へのプレゼントを持ち寄ったのだが、私はこんなものを作った。
スマホの裏に入るサイズのステッカー。
このサンプルは黒だが、ほかにも何色かある。
我々は人力舎の養成所JCAの31期生なので、
その31期16組のコンビ名を組み合わせて
“2024”という文字を表すデザインにした。
ibis Paint というお絵描き用のアプリを使って
一文字ずつ自分で一から書き、
使い道があるかはわからないけれど、個人的にはかなり満足の出来栄えになった。
あと、同期に好評だったのがとても嬉しかった。
このステッカーを貰ってくれた方には
捨てない程度に大事にしていただけたらと思う。
さて。
毎年、お正月のnoteはすこし軽めというか
本腰を入れすぎないようにしている。
今回は何を書こうかと悩んだ結果
1月2日の更新にちなんで、箱根駅伝に出場する選手の名前について調べることにした。
選手は全部で358名(留学生を除く)。
留年等あるかもしれないが、基本的には
2001年度〜2004年度生まれである。
まずはシンプルに、多かった名前のベスト3。
ランキングはこのようになった。
明治安田生命が発表している名前ランキングによれば、翔太(しょうた)という名前が人気になったのは1980年代後半からで、1988年〜1997年の10年間では実に7回も1位に輝いている。
2000年代に入ってもその人気は衰えなかったようで、それがこの箱根駅伝でもよくわかる。
樹(いつき)はトップ10に入り続けるほどではないが、安定的な人気がずっとある名前だ。
ちなみに城西大学と明治大学に、山本 樹(やまもと いつき)という同姓同名の選手がいた。
男子名として非常に人気の高い蓮(れん)は、
名前ランキングのトップ10に初登場する1999年以降、2005年(11位)と2010年(19位)以外は常に一桁順位をキープしている。
箱根駅伝の選手にも、その人気が表れている。
続いて、響きの人気を見てみよう。
以前、甲子園球児の名前を調べた際も取り上げたが(#18)、“ときたまご”論というものがある。
男子名は「と」「き」「た」「ま」「ご」で終わる響きが人気だという話だ。
今回の箱根駅伝のランキングも、そのような傾向があるように感じられる。
また、「ゆう」という響きの人気も高い。
使われる漢字のレパートリーもさまざまで、中でもゆうきは表記の被りがなかった。
しゅんすけという名前は全く珍しいわけではないが、こんなにたくさんいるのは少し驚いた。
「駿」は字義を見ても足が速そうなイメージがあるので、駅伝選手にはぴったりかもしれない。
ランキングをもうひとつ。
使われている漢字の人気トップ4である。
実はこのランキング、
甲子園球児の調査と全く同じ結果になった。
それは2022年の夏、2004年〜2006年度生まれの882名を対象にして行ったものなのだが、
人数の差や若干の世代のズレを加味しても
今の20歳前後の世代における人気の漢字がもうほとんど明確になったのではないか。
これはなかなか凄いことのような気がする。
もっとデータをとりたいなあ。
ところで、「大」を使った名前のうち
上の読みの欄に書かなかったものが3つある。
大和(やまと)と大空(そら)、そして大空(かなた)だ。
大和(やまと)は熟字訓といい、その漢字の並びのときにはじめてそう読む言葉なので、「大=やま」でも「大=や」でもない。
大空(そら)は本来必要でない漢字を用いる㉘置き字で、あえていうなら「大=そ」なのだが、わかりづらいためこちらでの説明とした。
大空(かなた)は完全なる⑨イメージ読み。もちろん、「大=かな」というわけではない。
ランキングは以上となる。
最後に、個性的な名前がたくさんあったので
それらをいくつか紹介して終わりたい。
書き始めたのが2日の夕方だったのだが、
なんとか2日のうちに更新することができた。
今年もnoteはのんびり続けたいと思っている。
もちろん芸人としての活動が大切なので、
背伸びしない程度に頑張って、何より楽しくやっていけたらいい。
それでは、また次回。
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