見出し画像

ワクをハミ出せ、二十歳

今年も晴れて良かった1月13日。成人の日。

朝、買い物へ行く途中に成人式の会場へ向かっている若者たちを何人も見た。晴れやかな振り袖やスーツをまとっている。その颯爽な姿を見るたびに何故か涙が出そうになった。
勝手にムスメの18年後の成長した姿(まだ先長い)を重ね、涙腺が緩む。他人なのに、「ここまでよく育ってきたね」とまた勝手に親御さんの気持ちになったりする。 

この日は毎年日経新聞を買っている。サントリーのウイスキー広告の中に伊集院静さんが新成人へ向けたメッセージが掲載されているのだ。

今年のテーマは「ワクをハミ出せ、二十歳の可能性」

〜今、君の身体の中にある真っ白なものが、君の意志でカタチを作って行くんだ。
どんな人にも、どんなこともできる。それが君たちの可能性だ。それしかないが、実はそれはスゴイことなんだ。いつか空だって飛ぶかもしれないぜ。
飛べない?なぜだよ。やってみなければわからない。
まず古い考えを取り払え。あるように見える"ワクからハミ出せ"それが二十歳の可能性だ。
君にしか発想のできない、君だけの新しい世界を、実は大人は皆待っているんだ。〜
一部抜粋

自分を取り囲む「ワク」、たくさんあると感じるけど、作っているのは自分自身だ。必要なワクもあるし、要らないワクもある。30代の自分は今年どれだけの必要のないワクを取り払えるんだろう。何も取り払えないかもしれない。それもまた自分だ。全て自分に返ってくる。

どうせなら、ワクからはみ出た若者の背中を押すことのできるオバサンでありたい。そのために、好奇心だけは捨てない。

このメッセージ、2018年版から毎年切り取って、スクラップブックに貼っている。二十歳になったムスメにプレゼントするのを楽しみにしている。

まだ先長いけど。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?