私の平成ネット史

『平成ネット史 永遠のベータ版』という本を読みました。
NHK Eテレで放送された『平成ネット史(仮)』『平成ネット史(仮)展』の番組とイベントの書籍化したもので、1989年から2019年と見事にネットの発達と同時に平成の進化もわかる本でした。
『初音ミク』『ニコニコ動画』と私の青春時代のモノまで紹介されており、自分の歴史の生き証人であることを痛感しました。
本に影響された勢いで自分のネット歴史を振り返ってみようと思いました。

1995年生まれの私が初めてインターネットに触れたのは2000年だったと記憶しています。
幼いながらに1999年から2000年で大きく世界が変わったのを肌で感じていたんだなと当時を振り返り現在4歳、5歳に戻って味わっています。
親戚に当時はオタクという言葉を知らなかったのでアニメや漫画とかに詳しい認識していたお兄さんがいます。
そのお兄さんが見せてくれた『おもしろフラッシュ』が最初ではないかと思っています。
自分の家にもパソコンはあり、ネットも繋がっていたとは思うのですが面白いと感じるモノはなくパソコンに入っていた、ホッケーやソリティア、マインスイーパーをやるくらいのイメージでした。
いわゆる、ミニゲーム機です。
小学2年生か3年生の頃にキーボードの打ち込みを覚えると自分で検索をして、おもしろフラッシュで動画を見るようになりました。
そのときからネット中毒になり、現在の子どもたちのYouTube云々を笑えないわけで、私が小学5、6年のとき2006、7年にYouTubeとニコニコ動画、初音ミクが出てきて私はとくに2007年を革命、転換期なんじゃないかと当時から思いました。
さらに、pixivもここに加わっていると思います。
初音ミクは曲が作られるたびにpixivでイラストも描かれてきました。
pixivに投稿を続けてプロになった人たちを何人も見て来ましたし、私の知り合いにもいます。
私は毎日のようにニコ動、pixivを眺め続けました。
その世界に入りたいと思い、pixivにイラストを投稿したことがあります。
PVもいいねも少なくてもつかなくて私はその世界に自分も入る事ができたことに感動しました。
現在はtwitterやカクヨムなどで簡単にネットの世界に入れているのが不思議なくらいです。
最近、気軽にカラオケで歌った歌をtwitterに上げてみるようになりました。
これは大人になったからできるようになったからかもしれません。
シナリオや小説を書くことを仕事にしていますが、興味を持ったらやればいいと誰かのツイートを見て、実際にやってみようと思い、いろいろとやり始めました。

元々、私は声優志望でしたので演技がしたい気持ちはずっと持っており、さらに子どもの頃はイラストレーターになるのが夢で絵をずっと描いておりましたが、はっきりと上手くなることはできないと言われてしまい一切描くことをやめていたのですが、資料集や模写、描きたい絵を描いたりしています。当時は恥ずかしくて発表できなかったことを今はできるようになったので、自分ができないと思っていたことにもどんどん挑戦していこうと思い、そして、それをネットやイベントの場で発表していきたいと考えています。

興味を持ったらやればいいと書いたツイート主さんが誰か忘れてしまいましたが、こういったツイートがなければ絵を再び描こうとも、カラオケ録音を上げてみようとも思わなかったかもしれません。
こういったこともネットの強みだと思っています。
私の背中を押してくれたのは近くの人もですが、見知らぬネットの誰かの言葉だったり、それがこれからも、自分もそういう誰かの背中を押していたら良いなと文章を書く立場として思っています。
                            了

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