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ダイエットで自分は変わる(38)体調の微調整

原則的には生活のさほど重要でない行為は習慣化してエネルギーを掛けないことにしている。そのため、体調が極端に良くなったり悪くなったりすることは少ないが、日々を生きていれば身体の様子には波のようなものを感じる。アニマリズムで唯一客観的な指標は体重である。もちろん摂取カロリーや運動量を数値化して管理しても構わないのだが、それ自体が趣味でない限り必要以上に労力を割くのは無駄に思う。

朝いちばんに体重を測ると、睡眠を含めて10-12時間ほど絶食した時の重さになる。季節によっても異なるが、水分も抜けて体重はたいてい低めに出る。というのも、ランチと夕食を摂って風呂に入ってから測定した値のほうが高いのは当たり前だからだ。この朝低夜高のリズムが記録できているうちは体調にも特に変化を感じない。いつも通りの規則正しい生活だ。

ところが、外食をしたり普段とは違った時間を過ごすと、体重の増減リズムが崩れる場合もある。もしも増加が続くようであれば簡単で、体重計に乗る前の行動を振り返ってみると大抵は余計なものを口にしているか、あるいは食事の時間が大きくずれているかである。次の食事の量を全体的に少し減らせば済む。気分が悪かったり、胃腸が弱っている感じなど疾患を疑わせる何かのシグナルを感じないならば、食べる量を減らすという対処は簡単で確実である。自分が普段から体調が良いと感じるところまで落とせばいい。

問題は、妙に減少が続いてしまう場合である。単純には食事の量を増やせばよいのだが、減らすことよりも何を加えるかはより難しい。暑さによる脱水、持続的な運動など思い当たる事柄を前回の測定から順に追ってみる。疲労感が出ている場合は黒糖を齧ったり、果物を摂ったりして回復するかを試すのがよい。気をつけたいのは(あくまで僕の場合だが)疲れている感じ。のような身体の感覚だけで判断せずに、必ず体重を測ってから対処を考えるという点だ。その時の気分は移ろいやすい。また「何かを食べるために疲れた感を出してみる」ような倒錯を人は平気でする。

気分転換としてよいのは、今まで手に取ったこともないような意外性のある食品を食べてみることである。習慣化はエネルギーの効率的な利用を実現する強力な手段であると同時に、単調さや退屈さ、硬直した発想を生む。前回コンビニの話をしたので、今朝はセブンイレブンに寄って「タルタルソース&フィッシュ」を買ってみた。初めての経験である(トップ画像)。おそらくヤマザキのOEMと思われるが、意外にもバンズが自分の記憶にある山パンと違って割と美味しかった。袋に入っているのにフィッシュフライって。とは思ったが、早朝から新鮮な気分を味わえたので良かった。ヤマザキ恐るべし。

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