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子どもの名付けプロセス 我が家の場合

不安定な妊娠初期を超え、性別がわかる頃には妊娠生活にも慣れてくる。次の楽しみは子どもの名前を考えることだ。
親から子への重要な贈りものである名前。責任の重大さに気負いながらも、未来に向かってワクワクする感じが懐かしい。

いざ、自分の子に名前をつけようとするとき、他の人たちがどのような検討プロセスを経て結論にたどり着いたのか参考にしたかったのだが、あまりそういった情報がウェブ上になかった。
なので、ここに我が家の場合をまとめておく。

なお、このプロセスで良かったのかどうかは分からないが、息子にこの名を3年も呼びかけ続けているので、今の名前以上にシックリくる名前はないと思われ、過不足のない名前だと思っている。


名付けにおける10のプロセス

1. 子どものイメージを膨らませる。
どんな性格だろうとか、どんな外見だろうとか、具体的に(願望をこめて)想像してみる。

2. 名前に使いたい漢字をリストアップする。
漢字の意味を確認。おかしな意味がないかどうかきちんと調べる。

3. 近年の名付けランキングをチェック
我が家の場合は、流行りの名前では無い方が良かったので、ランキング上位と被らないようにした。明治安田生命とたまひよのランキングを参考にさせていただいた。

4. 親戚や、親しい友達の子どもなど、近い関係の人々の名前を確認してリストアップしておく。被らないように。ニックネームでも紛らわしくならないように。

5. これまでの結果を踏まえて、名前のアイデア出しをしてみる。候補をたくさんあげてメモしておく。

6. 名字とのバランスをみる。
名字と名前をつなげて、漢字で縦書きと横書きに書いてみる。ここでは違和感がないかを調べる。名字の画数が多すぎたら名前はあっさりした方が良いとか。その逆もある。
ある程度、候補が絞られる。

7. 声に出して違和感の有無をチェック。
最後の音がイ行で終わると、笑顔の口の形になるから印象が良いらしいけど、そのことは気にしなかった。
また、愛称を口に出して読んでみて違和感の有無を確認。今後、何万回と呼びかけることになるので、シックリくるに越したことはない。

8. 姓名診断サイトで画数の良し悪しをみる。
あまりに運がなさそうな場合は候補から脱落するが、完璧な幸運は目指さない。

9. 候補の名前を名字と繋げて、Google検索する。
過去の大きな事件の犯罪者と同姓同名ではないかどうかを調べる。

10. 数日アイデアを寝かせて、頭が冷えた状態で再検討をする。


このようにして、第一子の名前を決めた。
当時は考えることが楽しくて、夫婦で毎週のように名付け会議をしていたものだ。

我が家は、流行りでなく、凝りすぎもせず、あっさりした、読みやすい名前にしようという方針で名付けをした。

途中、わたしが妊婦ハイで、好きな歴史上の人物と同じ名前を候補にあげて、全力で拒否されたのが良い思い出だ。
冷静な配偶者のお陰で、息子は田中正造と同じ名前は免れたのです。

我が子たちが将来、自分の名前を気に入ってくれると嬉しい。

ひとつだけ反省する点があるならば、自分の子がLGBTであった場合に、性別色の強い名前を嫌がる可能性を全く考えなかったこと。その点ではもっと中性的な名前でも良かったのかもしれないと思っている。

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