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【4】DUNGEON OF MANDOM Ⅷ

装備を捨てて、ダンジョンに潜む敵を倒し宝を持ち帰ることを目指すボードゲーム。

チキンレース。

自分の番がきたら、①勇者の装備を外す or ②モンスターをダンジョンに送り込む or ③パスのいづれかを選択する。全員がパスしたタイミングで最後に①or②を行ったプレイヤーがダンジョンに挑んでいく。倒されれば負け、倒せば宝物獲得で勝ちとなり、先に2つ宝物を持ちかえったプレイヤーの勝ちとなる。

チキンレースとしてゲームシステムが秀逸。装備を身につけるのではなく、外してダンジョンに挑むため勇者はどんどん弱くなる。そして、ダンジョンの敵はどんどん増える。

ただ、敵も全て強い訳ではなく「お助けモンスター」も含まれており、そこは引き運にかかってくる。絶対に倒されると周りから思われていても、ダンジョンに潜むとっておきのモンスターが救ってくれることもある。


そういう意味でチキンレースゲームとして運と戦術のバランスが良いのだろう。


システムは悪くないが、ただ、テーマ性との噛み合いが絶妙に悪くて、ゲームにのめり込めない。1人1役の職業を選択して、それぞれでダンジョンに挑むなら分かるのだが、全プレイヤーで1人の勇者を動かすというのはいかがなものか。変にファンタジーなRPG風にこだわらなくても良い気がする。良いゲームシステムなので。

手番でやることは装備を外して弱体化することなのでRPGとは逆行してる。

ファンタジーというテーマ性に惹かれて購入すると、思ってたのと違うなぁ、となる可能性がある。


評価は【4】点。

(運7:3戦術)

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