【6】Ticket To Ride London (チケット・トゥ・ライド ロンドン)
ロンドンを舞台に、バスをつないでいくボードゲーム。
ハンドマネジメント。
個人的に、Ticket To Ride作品は短時間が良いと思う。やることがシンプルで、それでいてヒヤヒヤした展開が続くからである。淡々としている部分もあるので、変に長いと疲れる感もある。
そういう意味では、ここまで短時間で遊べてコンパクトなTicket To Rideは1個の正解を提供してくれているように思う。
手番では①バスカードを引く、②路線をつなぐ、③目的地カードを引く、のいづれかを行っていく。
得点方法としては、つないだ路線の数が得点、目的地カードの達成が得点、そしてロンドン版限定の区画ボーナス得点の3種類がある。
誰かのバスコマが2個以下になった時、全員が1回ずつ手番を行なって終了。最も得点をとったプレイヤーの勝ちとなる。
マップが狭い分、行き先が被ったりと路線競争は激しい。相手の目指す目的地を考えて先に潰すという意地の悪い戦略も取れそうである。
そして、「区画ボーナス」が効いている。チケライ特有の乗り物カード溜め込みを阻止して、早取りの重要性を高めてくれている。
プレイ時間も10-15分間と短めなので、繰り返し遊びたくなる。目的地に路線を引けなかったときのショックも軽めに収まってくれる。ほんとにそこがいい。目的地つなげなかった時の失望感でしばらくチケライやらなくなったりするからね。
チケライはこの軽さでいいのよ。
同じ軽いチケライとしてニューヨーク版もあるが、個人的にはロンドン版がいいかな。
あと、これは個人の趣味嗜好になるがビートルズフレーバーを感じられて良い。
黄色の路線が「潜水艦」(Yerrow Submarine)をオマージュしていたり、表紙の緑ジャケットの人がどう見てもJohn Lennonぽいし。なにより「Ticket To Ride」という作品名自体がビートルズの楽曲(邦題: 涙の乗車券)である。
控えめに言って最高である。
My baby don't care.
評価は【6】点。
(運7:3戦術)
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