牛を引き取らないように数字カードを出していくカードゲーム。

ハンドマネジメント

全員で一斉に1枚カードを出す。小さい数字から処理していく。出されたカードたちは数字が右にいけばいくほど大きくなるよう並べられる（例: 23→28→37→98）。しかし、この列が4列あるため、より数字が近いカードの後ろに置かれることが優先される。この法則に従ってカードを出していき、列に6枚目のカードを並べてしまった場合、そのカードを出したプレイヤーがその列のカードを全て受け取り、マイナス点となる。66点のマイナス点を最初に受け取ったプレイヤーの負け。

特筆すべきは、分かりやすいルールとプレイ人数の幅広さだろう。

ルールは、10枚ある手札のうち1枚を一斉に出していくだけ。説明が難しくても試しに一枚カードを出せば、仕組みを理解できる。その点では子どもでも仕組みさえ分かれば一緒に遊べる。インストも簡単なのでホントに助かる。

そして最大10人まで一緒に遊べることも魅力の一つ。稀だが、大人数が集うボードゲーム会などでも稼働させることができる。また、ダウンタイム（自分の番ではない時間）がほとんどないので、退屈することがない。

突き詰めれば運ゲーだが、欠点がほとんどない良質な軽ゲーだろう。強いて言うなら場所をとってしまうことか。

大人数でのボードゲーム会を見据えて、一個は持っておきたい。

（追記: 2022.05.11）

大人数でも遊べながら、一斉処理によるダウンタイムの短さが素晴らしい。

手札運にも委ねられるが、最終ラウンドにつれてみんな苦しそうになっていく展開は軽ゲーではなかなか味わえないプレイ感。

ルールの分かりやすさとシンプルな面白さを再評価して得点アップ。

評価は5点から→【6】点へ。

（運6:4戦略）