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【3】Coup (クー)

イタリア都市国家の国王となり、家臣の力を使って他の国を滅ぼすボードゲーム。

ブラフ。

2枚の家臣カードと3金持ってスタート。自分の番では自分の家臣カードの効果をつかってアクションしていく。お金を他プレイヤーから奪ったり、2枚のうち1枚の家臣カードを入れ替えたり、3金使って暗殺したりする。これらの効果は家臣カードの効果に従うのだが、2枚の家臣カードは伏せられているため嘘の効果を使っても良い。ただ、嘘がバレたら家臣カードを1枚失う。バレなければ嘘の効果を堂々と使える。こうして最後のプレイヤーになるまで国家を倒し合う。

短時間で決着のつく軽いブラフゲーム。このゲームの面白い点は「ウソを指摘する方にもかなりのリスクを伴う」こと。ウソを指摘したとき当たれば相手の家臣カードを1枚潰せるが、外せば自分が1枚失うことになる。これにより、一手一手の駆け引きの重要性が高まる。

全体的にまとまっていて分かりやすく面白いのだが、何度も同じ人と遊ばないとこのゲームの真骨頂が見られない。一回のプレイであまり面白さが分からない。「そこを我慢すると面白い」というレビューがあるが、我慢してまで面白さにありつきたいと思えない。1回遊んで「まぁこんな感じかー」で終わってしまうのが正直なところだろう。

あと基本的には嘘をつかないほうが勝ちやすい。自分の情報を開示せず、虎視眈々と金貨を集める人が勝つというブラフゲームはいかがなものか。

システムはまとまっているためブラフ入門や重ゲーの間の休憩になり得るが、同じジャンルのもっといい作品があるように思う。

評価は【3】点。


(運7:3戦略)

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