11月13日 18時27分頃 蠍座で新月でした。
　新月は、火星と重なって、牡牛座の天王星ともタイトに向かい合い、スパッと切り離してしまうような厳しさを感じさせますが、魚座の海王星がその厳しさに柔らかさを加えてくれています。

　自分の意志を貫くこと、そのために思い切った手放しをすることがありますが、そこに優しさや愛情がないと、自己成長は遂げられないかも。

　詳しく書いていきますね。

目次

1. 蠍座21度『職務放棄兵士』

2. 本気になる！

蠍座21度『職務放棄兵士』

　新月は蠍座21度『職務放棄兵士』という、押し付けられてきた常識や慣習を拒否し、自分の意志を通す度数で起こっています。蠍座の粘り強さを強調するシンボルでもあります。

　また、蠍座の火星と新月は重なっています。
　蠍座の火星は、火星の力を一番発揮しやすい状態にしてくれます。蠍座ならではの追求心や探求心、深い情熱や愛情が沸き起こってきます。

　新月は仕事や労働、自己調整を表す6ハウスで起こっているので、自分の意志を最大限に活かし、追求し探求して行きたい仕事は何かとか、自分が心から愛情を持って取り組める仕事は何かとか。

　諦めたくないことは何かとか、粘り強く取り組んで良いものにしていきたいものは何かなど、仕事もそうですし、自分のことでも、人生のことでも、ここで終わりたくないことや熱く深い情熱を持って取り組めること、それが例え、周りの常識とは違っても、貫けるほどの意志を持って取り組めることは何かが、分かる新月です。

　それが、自分を成長させてくれるものであることは確かですが、まだ形にはなっていないもの、これから頑張っていくことでもあります。

本気になる！

　今、本気になれるものは何でしょう。
　これから先の人生をかけて取り組みたいことは何でしょう。

　蠍座の内に宿る情熱や愛は、粘り強く心を燃やすものです。

　新月は、思考の力はあまり頼りになりません。
　直感やインスピレーション、ふと感じたことなどが大事です。

　暑苦しいぐらいの、ちょっと熱くて照れくさいような、周りが引くかもしれないぐらいの熱い想いが芽生え、人生をかけたいと思えることが分かります。

　『考えるな、感じろ。』ですね。

　天王星の影響も強く受けているので、本気を出して取り組むためには、思い切った断捨離や手放し、心を切り離す作業も必要になりそうですが、海王星が社会を表す10ハウスで、調停の位置にあるので、社会的にはそこに愛情があるのかとか、人に優しいものなのかが大事でもあります。

　優しさとか、愛情が緩和剤になります。
　自分の想いだけをぶつけるのは良くありません。その先に広がる優しい世界がなければ、今、思い描いている情熱も、いつかは灯が消えてしまうでしょう。

　自分の想いを繋げていく方法はきっとあります。
　自分の中かから溢れてくるものを、優しく、愛情を込めて、世のため、人のためになる形にし、提供していくことまで想像できるといいのかなと思います。

　先まで想像できれば、あとは実行するのみ！
　実行する力はめちゃくちゃある時なので、動かないと損です！（笑）

　まずは、色々と気持ちの整理もして、欲深い所や自分の悪い所なども丸ごと飲み込んでしまって、全部飲み込んだ後に、本気出したいことを感じてみて。

　自分から逃げないで！

　ご参考までに☆

　福本泰子