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自由に踊るミモザと女性たち|R-DEPOT|MIMOSA MARCHE 2023|R5.03|永松杏夕実ウィンドウアート

2023年3月に開催されたイベント"ミモザマルシェ"の会場窓に絵を描きました。沢山のミモザの花と女性が楽しそうに自由に踊っている様子をイメージしました💐
Instagram @mimosa_nagano2023_33

会場は元NTTビルをリノベーションしたR-DEPOTです。移住創業、まちづかいの拠点として沢山の人が集まる場所で、会場となったのは1Fの古道具屋とカフェが一緒になっているR-SHOP です。その他にもビルの中にはオフィス、コワーキングスペースなどもあります。
Instagram @rdepot2021
     
@rshop202206


古道具とミモザと女性、それぞれが魅力的なデザイン

イベントのテーマが国際女性デーでした(今回のみ)。デザインに関してはお任せ頂きました。

店先や店内には沢山の古道具たち

●周辺の環境

R-DEPOTの目の前には昔ながらの八百屋や床屋、そして大きな立体駐車場やコインパーキングなどがありました。すぐ近くには大きな通りがあり、長野駅から善光寺まで続く道で休日は人々が行き交います。

●配色

ビル特有の固さに古道具の暖かみがマッチしている印象で、大きな窓などもありますが、近づいて初めて中の様子が見える感じです。落ち着いた印象の建物と古道具、店内にある暖かみのある古道具の灯り、時折カラフルな古道具もあり、それに合わせて部屋の中にぽんとお花の彩を感じるイメージにしました。

店舗外観の色→黒・灰・明るめの茶色、時々カラフル
絵の色→黄・白・深緑・暗い青

作業中の様子

ミモザの花言葉は"感謝"

イベントの名前にも入っているミモザは、春のお花で海外では3/8の"国際女性デー" には感謝の気持ちを込めて、ミモザの花を贈りあったりするそうです。

ありがとうを伝える場所は沢山ありますね。それは日常のすぐ傍にいる人であったり、大きなもの(地球や環境)であったり、過去の誰かであったり。

そして、今日まで歩いてきた自分自身にもありがとうと伝えてあげてほしいなあと思っています。

イベントの「温かさ」「優しさ」「自由さ」を大切にしたくて、デザイン自体はシンプルで遊び心のあるもので考えていました。

ミモザのお花をよく見ると、小さな花の集まりです。それをあえてバラバラにすることで一目で「花」に見えないようにしてみました。人によってはレモンにも見えるし、ボールにも見える。でもそれで良くて、その自由さが楽しいと思います。

本物のミモザのブーケ

花束を受け取った女の子

第1回のフライヤーデザインが、ミモザの花束を渡しているものでした。なのでさりげなく正面の左下に花束を受け取った女性を描きました。きっと自宅で寝っ転がってご機嫌でプレゼントを受け取ったのかなあと思います。

私は曲線が好きです。なのでミモザの花や茎の部分も自由に踊らせて踊らせてみました。女性の曲線で好きな部分も青い線で描いています。

青と緑の色は暗い色で描いているので、遠目からだと黄色のドットが沢山あるように見えます。近くで見るとなんだか自由で楽しそうな感じです。

少しずつ見えてくる、見え方が変わる

今回の絵でこだわっているのは、曲線と色です。日中の明るいところで遠くから見ると「なんだか黄色い丸が沢山描かれているなぁ。」という印象かもしれません。そして近づくに連れて青と緑の線が模様のように見えてきます。最終的に近くで見て、イベントのタイトルとテーマの「国際女性デー」というキーワードを得て、「これはミモザか!これは女性の体だな!」と完成します。

夜や室内から見ると、黄色のドットと模様にまた戻るところもお気に入りです。

来年は国際女性デーではなく、「ありがとう」がテーマなのでどんな絵を描こうかまた楽しみです〜〜〜

絵本作家になるために絵描きの活動を続けていきたいです!画材費や活動費として、ぜひ応援して頂けたら励みになります、、、!