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ゴールデンウルヴス福岡 ホームゲーム2試合を取材して

【ここではあくまで取材を通して感じた個人的な感想です。自分で見たこと感じたことをそのまま記します。】

2019年7月13日 第44回日本ハンドボールリーグが開幕。
男子はゴールデンウルヴス福岡(以下、ウルヴス)がリーグに参入し10チームが3月までのレギュラーシーズンで3回戦総当たりで行われる。
ホームゲーム2試合を取材して感じたことをまとめてみた。

【目次】
1.会場について
2.おもてなしについて
3.観衆の入りについて
4.応援について
5.アリーナMCについて
6.まとめ

1.会場について
ウルヴスが今シーズンホームゲームアリーナとして選ばれたのは
うきはアリーナ・グローバルアリーナ・アクシオン福岡・福岡市民体育館の4か所。
ハンドボールのトップリーグでは手に松ヤニをつけるため
使用できるアリーナがどうしても限られてくる。
ウルヴスは福岡県をホームタウンにしているため
今後、トップリーグで使えるアリーナも増えてくることに期待したい。

2.おもてなしについて
開幕2試合を見て感じたのはうきはアリーナではうきは市のみなさんからの歓迎も見られた。市の職員の皆さんも運営に積極的に参加していて熱中症対策の冷却パックなども配られていた。
また所属選手の企業がテーブルを出して物販などもあった。
これは農業×ハンドボールをコンセプトとしているクラブの特徴をしっかり出そうと伝わっていた。

またグローバルアリーナではグローバルアリーナのお店がブースを出して飲み物(ビールもあった)やパンなどの軽食なども販売されていた。

3.観客の入りについて
2試合の観衆は
7/13(土)が288人、7/15(月・祝)が221人(リーグ機構発表)
7/13のうきはアリーナは1F:280席・2F:140席の観客席がある。
7/13はハーフタイムショーに地元よさこいチームのパフォーマンスがあったが実数では400人前後は入っていたかと思われる。
しかし、ここでひとつ気になったのが地元の小中高生ハンドボールプレイヤーをあまり見なかったこと。見ることができたのは補助員として来ていた高校生たちと地元の大学生。
クラブのリーグ参戦最初の試合というのはこの7/13の試合しかない。福岡にトップリーグのチームができてこのチームに入りたいと思う子供たちに見せる絶好の機会だったと思う。中体連の真っ只中ということもあるが、子供たちに見てほしかったというのが率直な気持ちである。

4.応援について
クラブのサポーターズクラブや私設応援団などといったものがないためまとまった応援というのができなかったのはやむを得ない部分がある。
しかしいいプレーに歓声や拍手が沸き起こったことはとてもよかったと思う。声援が選手にとっても何よりの励みなると思う。
ある選手からも声援で折れかけた心を持ち直すことができたとも話していた。
15日のゲームでは地元高校チアリーディング部のハーフタイムパフォーマンスがあった。
チアというと応援すること。何かできることはなかったかなと感じた。
『オーフェンスっ!』とか『ディーフェンスっ!』とかコールがかかってもよかったかなと感じた。せっかくハーフタイムでパフォーマンスするなら、チームの応援もやってほしかったなぁ。

5.アリーナMCについて
私も喋る仕事をしているので一番気になっていた。
アリーナMCは試合だけをナビゲートすればいいと思われがちだが、
実は多岐にわたる。
それは開場されたときから始まっている。
例えば観戦の際の注意事項(例・フラッシュを使用しての写真撮影禁止や携帯電話のマナーモードの切り替え・席詰めなど)がゲーム前になかったことはちょっと驚いた。
初めて観戦に来たお客様はどうしたらいいのか分からなくなるのではないだろうかと感じた。
試合について応援することは構わない。しかし得点を挙げた選手の名前はすぐに言ってほしかった。「〇番の選手ですね」ではなく「シュート、Aチーム、〇番、△△」と言ってほしかった。
また、『戻ってぇ~』と言った主観的なコメントは極力控えてほしかった。
これはある程度の線引きが必要であるのではないかと思う。

6.まとめ
今回ホームゲーム2試合取材してこれが答えですというものはないと思う。
もちろんこの2試合で509人がアリーナに来て見て感じたことは509通りあるし、私が書いたことがすべて正しいとは思っていない。
率直に感じたのは本当に手探りな状態なんだなということ。
これから3月までの9か月弱、
私にできることはないか考えながら取材を続けていきたい。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

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