スターシード

昔の世代のエピソードがすごいと思うことがある。戦争やその復興にあたった世代や、戦国時代の世代など。
私はふぬけの軟弱者で、すぐに泣くし失望するし諦めるしさぼる。
今でさえ意味を成していない、私のこれまでのちっぽけな成し遂げてきたことは、もし戦後復興の世代に私が生まれていたら、さらに意味をなさないだろう。
さすがに戦国時代までさかのぼると教科書に載っているような歴史上の偉人しか知らないが、戦後付近に生まれた世代の力強さは今も触れることができる。
60代後半で、なおも明るく力強いユーミンも中島みゆきも、私の狭い世界では浮かんでこないがその世代のエネルギッシュな人々。スターシードという言葉が浮かぶ。

美少女戦士セーラームーンをご存知だろうか。スターシードというのは、セーラームーンの最後の方の敵のギャラクシアが言っていた言葉で、そのまま星の種という意味だ。セーラームーンの世界の中では、人は皆スターシードを持って生まれてくる。スターシードは様々な輝きがあるが、その中でも特別なスターシードが戦士のスターシードということだ。

特別な輝きの戦士のスターシードかどうかは、セーラームーンの中の話しだが、1950年代前後に生まれた子どもたちは、破壊と混沌の後を復興させる力を持って、今の私の軟弱な力とは異質なくらいに力強い力を持って生まれてきたのだと思う。地球に、力強いスターシードが撒かれた世代だと思う。その頃の人々エピソードや、70代近いユーミンたちの歌声や、母を見て、すごく感動するときがある。


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