"噴水効果とシャワー効果は共に心理学用語で、マーケティングにおける心理テクニックとして応用に使われます。噴水効果は商業施設の下層階を充実させることで、下から上へと人の流れを生み出す効果のことです。

別名ファウンテン効果ともいい、商業施設全体の売上向上に繋がる効果として知られます。人は様々な商品を目にすると、ついつい必要のないものも買ってしまう心理が働くので、支出を促すことができて売上が増えるわけです。

対するシャワー効果は、噴水効果と逆に上層階の施設を充実させることで発揮されます。人の流れは上から下に変わるので、そのような動線で商品を販売したい場合に有効です。上の階で期間限定のキャンペーンやイベントを催すと、人は上に集まることになります。

そして、買える時に必然的に下の階へと移動するので、噴水効果と同様についで買いが発生します。噴水効果とシャワー効果は、どちらも平屋で応用できる心理学のテクニックですから、誰もが案外身近なお店で経験していたりします。"