仕事を生むために、今こそ「知識創造」なんじゃないか、という話

仕事では最近、ITツールを導入しての「業務改善」のサポートをやってます。(それにしても世の中無駄な作業であふれてる・・・)

時代的には「日本はとにかく業務の効率が悪いからどんどん効率化していこう!」が流れで自分自身お客さんに提案をしていたわけですが、去年ほぼ日の記事を見て考えを改めました。


「生まれる。」という言葉が
ことしのほぼ日手帳のテーマです。
それは、ほぼ日手帳のことだけじゃなく、
いま「生まれる。」っていうことが大事なのに、
あんがい大事そうに思われていないなっていう
気持ちがずっとあったからです。
本当に人間が生まれていないこともあるんだけど、
仕事にもいま「生まれる。」が足りていなくて、
世の中にあるほとんどの仕事が
仕組みの整理や管理になっています。
生まなくっても仕事が成り立つのってさ、
ちょっとおかしいんじゃないかな。

「生まれる。」が足りていない。いやあ、本当に新しいこと、生んでないなあ。「業務改善のサービス」自体、今まで会社になかった取り組みだから仕事を生んでいるといえばそうだけれど、それだけじゃお客さんにも自分たちにも10年後を考えたときに手元に残るもの何もないんじゃないかな。

んー、じゃあ新しい仕事が「生まれる。」ためにはどうしたらいいんだろう。

ともやもやしているときに目にとびこんできたのが、半年ほど積読してあった野中郁次郎の『知識創造企業』という本。

この本は、「日本企業がどうやってクリエイティブに仕事をして、世界的な商品を生みだせているか」を1980年代に分析して書かれたものだ。1980年だって。えー!今から50年前の日本は仕事をどんどん「生み」だしてたってこと!?そんなん読むしかないじゃん!

仕組みを作りかえたり管理方法をちょっとかえたり、そんな小手先のテクニックじゃなくて、もっとダイナミックに新しい仕事を「生み」だすためにはを歴史から学ぶ。まさに温故★知新!

・・・ということで去年から「知識創造」とは何か、について追いかけてます。この続きはまた次回に。



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