病院の待合室で診察の順番を待っていたら、壁に貼られたポスターに気付いた。

「話す事で、気が楽になるかもしれません」
自殺防止のための相談機関のポスターであった。

私は常々思っていたのだが、
自殺はそれほど悪い事なのだろうか？
自然界に生きる動物であったら、弱い個体は様々な理由から命を落とすでしょう。人間の自殺も、動物のそれと何ら変わらないと思うのです。

とはいえ、
10代の子供が「もう死にたい」と言っているならば、大人の助けで絶望を取り除ける場合がほとんどでしょうから、自殺防止策は全くの無駄ではないでしょう。

でも、中高年が「死にたい」とまで思い詰めているなら、それは散々解決策を模索しきった末の結論のはず。

人の苦しみや哀しみは、本人にしか分からないものです。「生きて苦しめ」と気軽に言うのは、残酷ではないでしょうか？

命の素晴らしさ、愛が地球を救う…
大変美しい言葉ですが、そういう美しい言葉を好む方々は、苦悩している自殺志願者に何かしてあげられるのかな？

誰も助けてくれないから…
誰かに負担をかけたくないから…

だから人は自ら死を選ぶのでしょう。

私も諸事情あって、
死ぬ時期と方法は決めてあります。
こんな事を書いたら、読んだ方を陰鬱な気分にさせてしまうのは承知の上ですが。

・ついでに ・ 

自殺の名所と呼ばれている場所が、全国各地にあります。防止策として、飛び込めないように柵を高くしたり閉鎖したり……。

理解出来ない。海や河に身を投げた方が、後始末が楽じゃないですか？？？
アパートで首吊りなんてしたら、部屋が汚れて大勢の方に迷惑がかかるのにね。