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風俗に「女性だからできる」はない

女性用風俗・男性用風俗、パパ活・ママ活を経験してきたあんどうが、風俗を通して「女性だからできる」という先入観に出会ったときのお話です。

男性のお客さま相手に風俗キャストをしているとあるあるなのが…
「女だといざというとき風俗があるからいいよね」
と言われることです。

「女性だったらその身一つでたくさんお金を稼げるけど、男性は無理」
という意味らしいです。

こういう話が出ると私は決まって
「男性も女性用風俗で風俗キャストとして働けますよ」
と答えます。

「風俗でキャストとして働く」という選択肢は、良くも悪くも女性の特権ではなくなりました。

そもそも風俗キャストとして働く男性は、ゲイ等のマイノリティの人たちには昔からいました。
もっと言うとノンケでもゲイ風俗でキャストをする人たちだっています。

マジョリティの男性は無意識ですが、今までいつも「消費者」で「お客様」の立場でした。
男性が風俗キャストをするという選択肢はないと思われてきた時代が、マジョリティの男性中心の社会では長すぎました。
女性がお客さまになるという発想も乏しかった…

「もし自分が女性だったら…」という前置きは必要ない時代になりました。

その代わり、風俗キャストとしてやっていけるかどうかは、素質があるのか、向上心があるのか等、性別に関係なく個人によるところが大きくなりました。
性別を言い訳にできなくなった分、個人の努力や頑張りが売上を左右するようになったように感じます。

性別で優遇や不利益のあった世の中から、個人の力が物を言う社会へ。
その波は確実に風俗業界にも押し寄せています。

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