高橋昌久

創作執筆・翻訳執筆に従事 記事は日々思っていること、そしてゲームの紹介

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40歳になりました。

十年前、私が30歳になった時、私は教会(といっても信仰者ではなく部外者であったが)で誕生日ケーキをご馳走された。その蝋燭を息で消しながら、私は激動の20代だったなぁという感想を抱いていた。 そして十年経過した。今日、2023年8月22日、私は40歳になった。30代が終わった。 この30代はとても濃密なものだったと我ながら思う。多くのことを学んだ。多くのことを知った。多くのことを経験した。多くのことを楽しんだ。これ以上にないくらいに。 他方で安定もしていた。十代は若さのエ

    • 語学豆知識No18 偶数と奇数

      「奇数」と「偶数」は英、独、仏においても比較的馴染みのある単語が使われている。 例えば英語では 偶数 even(number) 奇数 odd (number) である。 “odd“は「奇妙な」という意味合いとして用いられることが多い。“even“も「等しい」や「〜でさえも」という意味合いで使われることが多い、最頻出単語である。 フランス語において奇数、偶数は 偶数 (nombres) pair 奇数 (nombres) impair となる。 “pair“という

      • ゲーム感想記㊳ゼノブレイド

         ゼノブレイドは三つ目の「ゼノ」シリーズ(ただし公式の名称ではない)である。1997年に当時隆盛を極めていたスクウェア会社から「ゼノギアス」が発売され、その後2002年から2006年まで「ゼノサーガ」が三部作に渡りナムコから発売された。そしてこの「ゼノブレイド」が今度は任天堂から2010年に発売されるに至った。ゲームのプロデューサーは全て同じである。  「ゼノギアス」はSFや哲学要素を前面にだし、難解ながらもコアなファンを獲得した。対してそれに続く「ゼノサーガ」はそこまで評価

        • 語学豆知識⑰ gleichen

          前回はgleichという語形が単語の頭にあるものを紹介したが、ここでは語尾にあるのを紹介したい。やはり「同じ」「同じにする」的なニュアンスが全体として込められている ・abgleichen 「清算する」「決済をする」を意味する。たまに「調整する」という意味合いで用いられることもある。 ・angleichen 「適応させる」「一致させる」を意味する。 die Löhne den Preisen angleichen 賃金を物価に合わせる ・ausgleichen  「均

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          25本

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          円安について思うこと

          円安が止まらない。現在1ドル158円だが、これからもどんどん円は安くなっていくだろう。そして数ヶ月すれば日本の物価はさらに上がり、生活は苦しくなっていくだろう。 ただ最近私はこのことについてこう思っている とことん円が安くなって一度全部ぶっ壊してしまえばいい と。長い間日本は色々な意味で停滞していたし、あまりにリスクを避け過ぎてきた。行くところまで行って、生活に痛みは伴うだろうが強制的に日本人の精神構造に変革をもたらしてしまった方がいいだろう。 毛沢東は「革命というのは

          円安について思うこと

          ゲーム感想記㊲ファイナルファンタジーⅩ

           国民的なRPGの『ファイナルファンタジー』シリーズ十作目は、プレイステーション2にて発売された。世界観は今までとは一新されており、エスニックなアジア的な雰囲気が全体的に漂っている。  何よりも本作で優れているのはグラフィックである。3Dゲーム黎明期の初代プレイステーションのグラフィックはグラフィックが売りの『ファイナルファンタジー』シリーズといえどもどこかきつい部分もあったが、本作にてえ大幅にパワーアップ。非常に美麗になっており、特にCGムービーは圧巻である。ゲームの店頭

          ゲーム感想記㊲ファイナルファンタジーⅩ

          ゲーム感想記㊱スーパーマリオオデッセイ

           2017年に発売された「マリオオデッセイ」は「マリオサンシャイン」以来のコース探索型になった。「ギャラクシー」「3Dワールド」は一本道でゴールを目指すタイプのものであり、箱庭探索型に戻ったのは実に15年ぶりのことである。  箱庭探索型に戻った「オデッセイ」だが「64」や「サンシャイン」と比べてもその性格はより強いものとなった。「64」「サンシャイン」はコースを探索するといっても探す目的物(パワースター、シャイン)の数はそこまで多くなくやるべきことは案外決まっていた。だが今作

          ゲーム感想記㊱スーパーマリオオデッセイ

          ゲーム感想記㉟バテンカイトス 終わらない翼と失われた海

           『バテンカイトス』はゲームキューブにて発売されたRPGである。比較的マイナーだが知る人は知る隠れた名作的なRPGであり、2023年にNintendo SwitchにてHDリマスターが発売された。全部で二作あり、時系列上繋がっている(ただし二作目は初代よりも前の話) 本作で最も特徴的な点はその戦闘システムにある。カード(マグナスと呼ばれる)を用いて攻撃したり回復したりしていくシステムであり、一回の攻撃につき一枚使用することになる。敵が攻撃した際も防御としてカードを選ぶことに

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          ゲーム感想記㉞星のカービィ ディスカバリー

          2022年3月25日に発売された『星のカービィ ディスカバリー』は前作『スターアライズ』の五年ぶりの続編である。  カービィシリーズは基本的に今まで革新的な変更はなかった。基本「吸い込む→吐いて敵にぶつける」or「吸い込む→能力コピー(初代のみ不可)」としてゲームを進めていき、シリーズが進むにつれある程度の進化や新しさはあったもののやはりマンネリ気味は禁じ得なかったシリーズであり、特に前作の『スターアライズ』ではそれが著しかった。 それが本作は抜本的な革新が行われていて、

          ゲーム感想記㉞星のカービィ ディスカバリー

          語学豆知識⑯gleich

           “gleich“はドイツ語で「等しい」「同じ」という意味だが、これを語形として用いた単語が幾つかある。それを幾つか紹介したい。 ・Gleichfalls ドイツ語で“Fall“は「事態」という意味になるが、「同じ」「事態」ということで「同様に」という意味になる。これは覚えやすいだろう。 Er spielt Klavier, seine Frau spielt gleichfalls. 彼はピアノを弾き、彼の妻もまた同じくピアノを弾く。 ・Gleichnis 「比喩

          語学豆知識⑯gleich

          ゲーム感想記㉝星のカービィ3

          『星のカービィ3』は「3」と銘打っているが、「夢の泉の物語」と「スーパーデラックス」もあるので、実質的には五作目である。  ただ「スーパーデラックス」とは違い、各コースをクリアしていく王道的なゲームとなっている。通常エンディングを迎えるだけなら、敵を倒しコースを進めていきゴールし、そこから各ワールドのボスを倒して全部倒すとエンディングとなるわけである(5のワールドに6のコースがあり、計30のコースがある)。「2」から動物がさらに三体増えたが、コピー能力は新たなものもなく、シン

          ゲーム感想記㉝星のカービィ3

          日本は戦争状態に入った

          円安が一向に止まることなく、GDPもドイツやインドに追い抜かれることとなっている。値上げが止まらず、これから当分止まることはない。 他の国々と同じく、日本も戦争状態に入った 戦争といっても人を殺し、建物を破壊するような武力戦争ではない。経済戦争である。経済ではあからさまに相手国を蹂躙することはないが、負けた国を徐々に徐々に追い詰めていく。ちょうど今の日本のように。 停滞していた三十年を失われた三十年と言われて久しいが、なぜ日本は停滞したのだろうか?それは恵まれていたから

          日本は戦争状態に入った

          ゲーム感想記㉜ 8番出口

          Twitterを眺めていると、時に「8番出口」という文字や画像を目にすることがあった。最初は普通に何かの駅の出口のことを指しているのかと思ったが違うらしい。ゲームかアニメか何かの創作に関したものらしかった。  この前の四月十七日のニンテンドーインディーダイレクトにおいてこのゲームが(結局ゲームだった)急遽Nintendo Switchにおいて配信、しかもその日に、されることになった。値段が安かったこともあり早速購入しプレイしてみた。 ゲームを開始すると地下鉄(おそらく)のプ

          ゲーム感想記㉜ 8番出口

          語学豆知識15ーbear

          英語にある“bear“という単語は専ら二つの意味に分けられる。 片方は「熊」を表す名詞である。これについては英語学習者なら大体は知っているだろう。 諺として sell the skin before one has killed the bear というのがあり、意味は「取らぬ狸の皮算用」である。 „bear“にはもう一つの動詞としての意味合いがあり、これには様々な意味合いがある。 その中でも「運ぶ」「身につける」「帯びる」が特に使われる意味合いである。 He w

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          ゲーム感想記㉛ファイナルファンタジーXVI

          日本を代表するRPG『ファイナルファンタジー』シリーズの第十六作目。 今作では完全なアクションRPGになっており、基本的に操作できるのは一人のみとなっている。全部で六体いる召喚獣の各々にある複数のアビリティを駆使しながら敵を攻撃していく。 本作ではいいところと悪いところがかなりはっきりしている。 いいところ: ・グラフィック、演出等総合的に美しい映像 グラフィック自体も美しいが、召喚獣同士のバトル等演出的にもとても圧巻であり、ゲーム業界のグラフィック技術が頭打ちになった今

          ゲーム感想記㉛ファイナルファンタジーXVI

          ゲーム感想記㉚星のカービィ 夢の泉の物語

          ゲームボーイとして発売された初代『星のカービィ』の第二作目は、ファミコンにおいて発売された。携帯機から据置機に発売されたことによって、ボリュームが大幅に増え(ステージ数が顕著に増加した)、白黒からカラーになったことは勿論である。だがそれ以上に本作では「カービィ」シリーズとして重要な要素が取り入れられた。それがコピー能力である。  前作同様に吸い込んだ敵を星として発射して倒すことは今回でも可能だが、今作では吸い込んだ敵を呑み込んでコピーすることができるようになった(全ての敵を

          ゲーム感想記㉚星のカービィ 夢の泉の物語