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切ないラブソング

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キングベッド

キングベッド

分からないふりをしていた
気づかれないほどに私は上手くて
だから傷いた心も
見せたことはなかったと思う

いつも身勝手なあなたに振り回されて
疲れたと言ったら半分嘘になるよ

キングサイズのベッドに
あなたの横 小さく
丸まって火照る体を
抱きしめながら夢を見ていた

あなたの肌に伝う
微熱にまどろみながら
目を閉じて息を潜めて
柔らかな唇を感じていた

今思い出すシーンは
タイトルになる

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Blackout

Blackout

あなたがいなくなってから
私の世界の色は消えた
白と黒で埋め尽くされて
思い出の写真だけが眩しいよ

次に進みたいけど あなたを忘れたくない
悲しみに浸ること 今だけは許してほしいよ

どうして私はあなたと出会ったのだろう
どうしてふたりは離れてく
運命だったのに
あの日 出会ってしまったのだろう

どうして私はあなたと出会ったのだろう
どうしてふたりは分かってたのに
惹かれあってしま

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Thinking ‘bout u

Thinking ‘bout u

Finally the day had come to put a period in us
Nobody could guess we met but we did meet

Someone said the right person appears in wrong timing

I was thinking about you
No matter how far we ar

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Beloved

Beloved

運命の赤い糸が 本当にあるのなら
ふたりはまたいつか 何処かで会えるよね

たとえ一度は別々の 道を歩くことを選んでも
大好きな大きな背中が 離れてくのをこの背で感じても

他になんて思えばいいんだろう
あなたのいない明日なんて

枯れるまで涙を流せばいい
声に出して叫びながら泣けばいい
泣き疲れたら泥のように眠ればいい
だけど隣にあなたはいない

運命の赤い糸を 手繰り寄せられた

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傷心

傷心

イヤフォンをして バラードをかけながら

歩けば 街は私を見つけられない

涙が不意に溢れるのを抑えるために

見開く目を風に当てるように上を向く

ねぇ空は繋がっているって言ったあの日の

あなたのこと 信じることがなぜこんなに

辛いの

誰もがもし同じような痛み抱えながら生きてるのなら

分け合いながら歩いていければいいのに

あなたとならそうできると思った だけど皮肉 だよね あなたに

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キス

キス

また会おうねって笑顔で
手を振って別れた
最後までどうしてそうきみは
優しくしてくれるの

あなたの匂い残る部屋に
ひとりになったあたしは
思い出をひとつずつ手に取って
整理してくよ

もっと強くならなきゃ
前を向いて歩かなきゃ
思えば思うほどあなたの大きな背中が
遠く遠くなっていくよ

さよならのキスはくゆるタバコの味
あんなに好きで好きで好きで
手の大きさ比べ感じてた温もりは
遠い

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The sun rises again

The sun rises again

結局大切なものは見つけられないまま
朝を迎える毎日
いっそ投げ出してしまえば楽になることも
本当は知ってはいるけど

ねぇ いつからか
こんな私になった
ただ今は流れに
身を任せていたい

あなたと過ごした毎日
飽きるまで抱き合った愛しい日々
ただ側にいてくれるだけで
とても落ち着けたんだ
他の誰かを思う今の私
どんな素敵な人に出逢っても
思い込みだと気づいていても
あなたより好きな人なんて現

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ラストコール

ラストコール

昔のボーイフレンドとの思い出を
誰が一つ残らず覚えてる?
私もいつか時が経ったとき
あなたのことを忘れてしまうのかな

もしその時が本当に来るのなら
その瞬間はあなたといたいよ

ラストコールが響くカウンターから
ゲートへ全力で走ればよかった
さよならの代わりのハグに心埋(うず)めた
まだ残るあたたかさを一人抱きしめた
あなたはきっともうすぐニューヨーク

だってあなたがここにいないの

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Falling asleep

Falling asleep

甘い匂いに堕ちてゆく 深く深く
これが何なのかなんて考えるほど 意識は遠のく

視覚が役に立たなくなるほどに
嗅覚と触覚は研ぎ澄まされて あなたを感じているよ

始まりなんて誰も知らなくていい
終わりもまたふたりしか知らないことだから

軋むベッドにしがみついて見た夢は何色ですか
その中で私はどんな顔してあなたを見つめていますか
明日が迎えに来る前にもう一度眠りに落ちたい
柔らかな体温にすべて

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さよならの前に

さよならの前に

いつかこんなふうに思う日が来るなんて
思ってなかった ただの友達ならよかったのにね

きっとこんなに寂しいとか離れたくないとか
声を聞くだけで会いたくて胸が締め付けられることも
なかったよね

ドアを閉めたら電気点けたら
1秒でも長く抱き締めていてよね
靴を脱ぐ間も惜しんで
時間の許す限り
今はまだ求め合っていたい いいよね

旅立つ日まであと何日あって
何回会えるかな 数えるほどに深

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Missin’

Missin’

あなたの顔が 浮かぶと私
笑顔になれたり
不意に涙流したり

白く点滅する 着信見つめる度
あなたからかな そんな訳ない
期待と理性 せめぎ合う

ねえ、会いたい
ねえ、会いたい

抱き合った後に 残った熱
冷めてく程に 孤独になるのは
私があなたのものじゃないから

ねぇ、会いたい
ねぇ、会いたい

いま時間止めて
ふたりだけ切り取って
どこにもないあの場所へ
吹き飛ばしてい

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