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僕らは創造主。ただただ未来を決めるだけ。

日本神話が大好きだ。
あの突拍子もない、複雑怪奇なストーリー展開はまさに古代のSF小説といえる。

神話の中で造化三神と言われる神様がおられる。
中でも中心となるのが、世界の創造主
天之御中主神(アメノミナカヌシ)

観念的な神様で、特に事績が描かれることもない。
先日、その神様が近くにも祀られているのを知った。

その名も天宮神社。
天のお宮。
どこに参道があるのかわからず迷いに迷ったw

静謐な空気が流れる拝殿。
深々とお辞儀をし、柏手を打つ。
境内の静寂を切り裂いて、創造主が語りかけてくる。

「君たちも創造主なんだよ。そう気づいた時から。」


朝起きて、歯を磨き、朝ごはんを食べ、会社に出社する。
いつもの歯ブラシ。
食べ慣れたパンとコーヒー。
履き慣れた靴。
見慣れた出勤ルートの風景。

一連のルーティンを当たり前のようにこなす。
日々をただ漫然と過ごす。
他人から与えられる指示に従ったり、周りから求められる役割をこなす。

ふと思う。
「ぼくは何も創造していないのではないか?」

創造とは何か?
この世にないものを生みだすこと。
でも、今この世にないものをどうやって生みだすというのだろう。

創造主は優しく語りかけた。
「答えは意外と簡単なんだ。それは君たちの想像力だよ」


ふと思い立つことがある。
「あ。あれやったら面白そう。」
とか、
「そうそう、〇〇くんが気になるな。連絡しようかな。」
とか。
そして、すぐさまこう切り返す。
「でも忙しいし。」
とか、
「迷惑かもしれないし。」
とか。

浮かんでは消えていく泡のようなひらめき。
これらにしっかりと答えてみるのはどうだろう。
何か新しいものが生まれてきそうだ。


ではそもそもその泡ってどこから生まれてくるの?
僕はとても気になって、創造主に聞いてみる。
すぐさま答えが返ってきた。
「過去のきみが創造したものだよ。過去のきみが作った世界が時空を超えて今にやってきただけなんだ」


なるほど。
想像力ってすごいな。
簡単に時空を超えてしまうんだ。
じゃあ、発想を変えてみよう。
過去の自分が今を作るなら、
理想的な未来を今から作ることもできるじゃないか?

未来を想像する創造主になる。
そんなことができるんだとしたらワクワクしないか?



実はぼくは今、そんな実験をしている。
「アファメーション」という素敵な魔法を使って。

さぁ、どんな未来を描こうか。
突拍子もない未来。
現状の延長線上では起こり得ない未来。
想像だったらいくらだってできる。

真っ白なキャンバス。
好きなように描けばいい。
お気に入りの色だけ使ってもいい。
周りになんと言われようと、僕だけの未来を描いてみよう。

そう、僕らは創造主なんだから。


なんだかスッキリした僕は拝殿に再度深々とお辞儀して、天宮神社を後にする。
「迷ったらいつでもおいで。」
と創造主は優しく送り出してくれた。



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