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ふたつの目で見ても 単焦点 let me see くらいの空白で 永遠のことを おもいだす ふたつの目…
空も 海も 深く深く蒼い 深く 深く 蒼を持っていると 何もかもを ゆるす 深さを 感じること…
ほんとうを失って ないことをあるようにもせず ないことをないものともせず それをどうともし…
風が幾分やわらいできた頃 白い馬の群れが横切るような感覚をおぼえた ゆっくりと煙のようであ…
車窓から見える 満開の桜は ラヴホテルの隣で 風に凪いて 愛とは何かの 例え話みたいだった …
みんなひとりじゃないばしょで みんなひとりになりたがる ほんとうにひとりのばしょにいると …
曲間の静寂がまるで一生分の寂しさのように 永遠を感じても撃鉄は残酷に引かれてしまう 『一生大事にするね』 永遠をつくりたがる私たちは 模倣することしかできなくて、 それが生きてるうちに 途絶したか、そうでないか くらいの違いしかないんだと思う 手に持ったドライフラワーの枝が やけに硬度を感じて震えてしまうのは 命が途絶して手に入れた永遠の温度だと 気づいたからなのかもしれない それでもやがて朽ちてしまうし いつか私は捨ててしまうかもしれない だけど、やっぱり花は美しかった
静謐の中にあるひかり 雨が止む前の幕間 花弁が休む薄曇り どんなひかりよりも眩しくて 片目だ…
窪みは余白 私自身がつくるもの 私の一部が 新しく作られること 自分でつくった両のてのひら …
崩れたバランスのなかの 特異な均衡 坂道だらけの不均衡でも 居るためには それくらいでなくち…
今日は首を緩く絞められた閉塞感があり 今日という一日に入り込めなかった キーボードを操作…
口実をつくって外に出たら Tom Mischが降るような空だった ぜんぶわかったような思い込みで 諦…
風景は水面のように揺れ まばゆさが一層揺らぎを大きくする 思考は足を止めて 諦めたかのよう…
いつかの記憶の断片 と断片 と断片 それが ひとのかたちの違い どこが違うかわかるかい そんな そんな 簡単にわかると言ってはいけないよ いつかの記憶の断片 つらい たのしい うれしい かなしい 同じものを見ても だいぶ ぜんぶ 違う ぜんぶ とても 違う ひとのかたちは違う 違うことは 特別とは違う 特別になりたがってばかりの ひととは 私は違う 私は特別にはなれない 違ってたいと思うこと それは特別とは違う 違うという ただそれだけのこと どこかの一部だけ 少