たんなるにっき(その22 しょぼん)
■ それが仕事の範囲だとしても
おまわりさん優しかったなあ
書類書くときにも丁寧で
余計に悲しくなって
泣きそうになったよ
仕事なのだから当たり前
なのかもしれなくても
きちんと応対してもらえると
嬉しくなるよ
■ 自分の記憶に自信がない
あぁ、どうしておやつが欲しくなる
時間まで気がつかなかったのだろう
行動や所作にまるで注意が
足りなかったよ
思い出そうとしても途中で
記憶が途絶えてしまう
あぁ、ひたすらに哀しい
■ お金で買えないものはある
お金を下ろしたばかりだったから
それなりに入っていたけれど
私がいちばん哀しいと思うのは
外側の方だよ
とても大切にしていたものが
なくなるとこんなにも哀しい
この感覚は小さい頃からおんなじだ
シールひとつ交換するときですら
哀しくなって『バイバイ』って
言っていたなあ
手を振る角度まで覚えてる
黙ってぬいぐるみを捨てられた時と
きゅーとなる感覚はおんなじだ
モノはモノなのだとしても
誰かに踏まれたりしてないかなあ、とか
どこにいるのだろう、という
ヒトとおんなじに考えてしまう
落としたとしても、盗られてしまったとしても
自分の不注意だ…自己嫌悪でしょんぼりする
新しく買い直せば良い
そういうことではないのよね
思い入れも思い出もたくさんあって
見た目が同じでもそれは同じではないんだ
たとえばそれが法律で言えば
『不特定物』だとしても
私には唯一無二の『特定物』なの
探しものはどこにあるのだろう
昨日のしょんぼりした出来事
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