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陽の光を浴びて

冬至を迎えて。

外の風が冷たくて
真冬の寒さになった。

気がつけばもう年末。

ラジオから流れてくる
クリスマスソングを聴いて
今年も頑張って生きたなと感慨深くなる。

激動だった一年が
もうすぐ終わろうとしている。

今年に入って私と妹
共に病の進行がわかり
心身がジェットコースターのように揺れ動いた。

共に元気に生きたいと願い
その時々に悩みながらも
最善の選択をし、懸命に生きてきた。

だけど夏になると妹は
治療がうまくいかずに
天国に旅立ってしまった。

今でも別の選択をしていれば
もしかして今も一緒に
生きていられたのかなと思う時がある。

日々の生活の中で
いつも悩みを聞いてもらったり
色々な相談をしたり
楽しかったことを共有していたので
その存在がいないことが辛い。

大切な存在を失って
寂しさや悔しさ
時おり襲ってくる虚無感。

それからの変化の数々。

目まぐるしく変わっていく中で
心と体もアップダウンがあり
今はやっと
本来の自分のペースに
戻ってきたかなと思う。

秋には体調もしんどくて
肺転移が見つかった。

治療のことで悩んだり
落ち込むこともあったけど
もう自分らしく生きていこうと。

自分ができること
やりたいこと
心身が納得できることしか
私にはできない。

その時々に
心と体の声を聞いて
今は自分にできることをしながら
様子をみていっている。

主治医はいつも
私の気持ちを尊重してくれて
寄り添いながら
サポートしてくれる。

私の進行は幸いにも
ゆっくりだからと言ってくれるけど
できれば治って元気になりたい。

主治医や臨床心理士さん
家族や周りの支えがあることに感謝。

外出すると疲労感や
息切れが出やすくて
なかなかお散歩に行けないのが辛いけど、

家でのんびり過ごしていると
太陽の光からすごくエネルギーを
もらえるのを実感する。


身体中の細胞が光を浴びて
目覚めていくような感じ。

空が広く見えて
日向ぼっこできる
陽当たりのいい部屋で良かった。

私にとって部屋が
パワースポットのようになっている。

太陽の光を浴びて
風を感じて
夜は月や星を眺めて
宇宙に思いを馳せる。

太陽はパワーをくれて
風は気持ちをリフレッシュしてくれて
月や星のエネルギーは
心身を癒してくれる。

植物や動物と同じように
人間にとっても
自然の恵みを受け取ることが
生きていくために
必要不可欠なのだなと。

自然の中に
いつも神聖な存在を感じる。

地球という星が
本当に奇跡のような星で
そこに生まれたことも奇跡なんだなと。

今ここに存在して
色んな体験ができることに感謝したい。

朝、鳥のさえずりと共に目覚めて
ご飯を美味しく食べられて
お風呂にゆっくり浸かれて
暖かい布団でぐっすり眠れること。

好きな音楽を聴いたり
興味のある本を読んだり
楽しい動画を観たり
ゲームをして遊んだり。

好きなことをして
自分のために
自由に時間を使えること。

そんな何気ない日常が
とても愛おしい。

料理や洗濯、掃除さえも
自分の身の回りことを
自由にできることが
ありがたく感じる。

以前より疲れやすくなったし
左腕のリンパ浮腫のだるさや痛み
リンパ節に転移した
しこりの痛みや
動かしにくいなどあるけど

自分の足で歩けて
手を自由に使えて
思い通りに身体を動かせることは幸せ。

部屋の空間
雑貨や衣服
身の回りのものを
お気に入りのものにすることで
心地よい暮らしができる。

綺麗な景色を見たり
花や植物に癒されたり
目には見えないエネルギーから
インスピレーションを受け取って
心にも栄養を与えてあげる。


私にとって
心身が健やかであること
自然を感じること
五感や第六感を満たして
日常生活を豊かに生きることが
幸せなことなんだなと改めて実感した。

自分らしくいられて
リラックスして
安心感に包まれていること。

愛する人に出逢い
共に時間を過ごせること。

当たり前に思っていた日常は
全然当たり前ではなくて
本当に恵まれていることで
貴重な毎日なんだと。

失って気づくよりも前に
今あるものに目を向けていたい。

今年は個人的に
野球にもすごく救われた。

私も妹も子どもの頃から
高校野球やプロ野球
MLBなど観るのが好き。

一緒に甲子園に
観戦に行ったりしていたのもあって
今年は最初のWBCから
最後日本シリーズまで
野球に勇気や感動をもらえたり
一年を通して、楽しい時間を過ごせた。

また来年も楽しみだから
絶対に元気に生きたいなと思わせてくれた。

一方で、何もせずに無になること
瞑想する時間も
今の私にとって大切な時間。

静かに落ち着いて過ごせる時間も
本当に幸せだなと感じる。

最近は体の細胞に意識を向けて
体の声を聞いたり
愛と光を送ったりしている。

夏頃からネドじゅんさんの本や動画を観て
マインドフルネスの呼吸法をやっている。

左脳の自動思考、エゴの声ではなく
右脳の直感を信じて行動している。

お腹に感じる
インナーチャイルドと会話したり。 

世間一般の常識や価値観
他人の意見や情報に惑わされず
本当に自分が生きたい道が見えてきた。

今、地球のエネルギーが
高まっているのと同時に
自然界のパワーもすごく高まっている。

その恵みを受け取るだけで
心身が元気になるのを感じる。

古い感情が浄化されていって
今まで使っていたものが合わなくなったり
長年、親しくしていた人と
価値観や意見が合わなくなって
距離を感じたり
人間関係など意外な変化があった。

妹が旅立ったことで
姪っ子ちゃん達とも離れてしまい
様子があまりわからないのが気がかり。

まだ小学生の子たちは
母親を亡くして
父親とも離れて生活して
祖父母と暮らしている。

上の女の子は転校先で馴染めなくて
不登校になって悩んでいる。
家でも祖父母の元での生活に
ストレスを感じて辛そう。

学校にも家にも
居場所がなくてしんどいと
SOSが私に届いて
今は父親と共にスクールカウンセラーに
相談しているそう。

下の女の子も
天真爛漫でよく笑っていた子が
すごく気を遣って
遠慮がちになっていたのが心配になった。

妹や姪っ子ちゃん達と一緒に
楽しく笑い合っていた日々が
どれだけ幸せだったのかと。

ついつい世間の価値観で
”長生きすること=幸せ”と
思ってしまいがちだけど

人生を悔いなく
楽しく生きることが大切と思う。

まだまだ母親の愛情が必要な時期に
環境が激変してしまい
子どもたちの未来を思うと
私も元気に回復して
成長を見守ってあげたいと思う。

妹が愛情をかけて
育ててきた子どもたち。

その子ども達を残して
旅立つことが
どれだけ心残りだったんだろう。

妹の分まで生きれたらと思ったけど
代わりにはなれないし
私は私の人生を
生ききることしかできない。

失った存在の大きさをみんな感じている。

もっともっと妹と一緒に
年齢を重ねていきたかったな。
すごく寂しいし、また逢いたい。

これから先のことはわからないけど
きっとすべてが
良くなっていくと信じている。


一見、悪いことに思えても
自分に起こることはすべて
最善の道へと導いてくれる事象なのだと
信じているから。

何度も闇に飲み込まれそうになったけど
いつも救われて、ここまでこれた。

神様や天使
見えない存在の導きを
いつも感じている。

今日も陽の光を浴びて
生きていることに感謝しながら
これからも幸せな日々が
続いていくように祈っている。

天使の愛に包まれて
今この瞬間
そしてこれからの日々が健やかで
愛と光に満ちていきますように

暗闇の中に光の花束を

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