見出し画像

2回目の移植

1回目の移植は失敗に終わり、検査を経て2回目の移植の準備が始まったのだが、
このとき私のスケジュールは某ミュージカルのお仕事が1ヶ月半ほどかけてわりとべったり入っていた。
忙しいだけならまだよかった、ホルモン補充療法での移植はある程度はスケジュールの目処が立つので、仕事を調整すればよい。。
問題は、

コロナ禍!!!

ミュージカル系の仕事してなかった場合、、コロナにかかっても無自覚無症状であれば気づかずにクリニックに通って移植してたかもしれない。
もちろんとてもよろしくない事態ではあるが、なんせ無自覚なのでこれ自体に自分にうしろめたい要素はない。

が、そのミュージカルのお仕事は当時週一回のPCR検査が義務付けられていた。
それに大人数が集まっての演奏、濃厚接触の率も爆上がり😱
自分が、仕事仲間がコロナかどうか常にわかっているということは、、
陽性もしくは濃厚接触者だったら当然移植は中止、生理周期を整えるためさらに1〜数ヶ月を要することになる。
時間も、超高い費用もおじゃんに、、、

不妊治療をしてる人にはわかる、1回の移植や採卵のタイミングがいかに貴重かということ。

いやー、超悩んだってことはよく覚えてます。
正直言うと、
もう陽性が出てもダンマリでクリニック行っちゃう!?!?...いや、それはもちろん言語道断、同じ想いで頑張ってる他のママさんの努力を無下にする行為...
じゃあもういっそ仕事をキャンセルしようか、、!?いやそんな迷惑なこともできない...
と、グルグルグルグル...。

悩みまくった挙句、、、!
私にできることは祈りまくるくらいでそのまま時は過ぎていった。

仕事と妊活の両立の大変さはよく言われるけど、
それプラスコロナの↑の悩みも抱えて、今思い返すと私&その頃採卵や移植を頑張ってた全ママさん偉くないですか⁈
ここは素直に褒めよう。
若ければしばらく治療をお休みする案もあったけど、そこも高齢の難点。。

幸い、本当に幸いにもコロナにも濃厚接触者にもなることなく無事移植をすることができた。

移植だが、気持ちもお金も余裕がないことを自覚していた私は、二段階胚移植の選択肢をとることにした。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?