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何ボルギーニなのだろうか:写真の部屋

写真を撮る作業の中では何段階も「選択」を迫られます。

目の前に現れた何かを、撮るか撮らないか決める。撮るとしたらいつ撮るかを決める、シャッターと絞りと感度を決める、レンズを決める。撮るときだけでこれくらい。続いて撮った写真を見て「これ、いらない」と捨てていくセレクトの作業。一枚が決まったらそれを現像して色やコントラストや彩度を決め、最後に「トリミング」をします。

トリミングとは、写したかった部分を明確にすることです。撮るときに考えるのは当然ですが、否応なく入ってしまったものはカットします。

これだけを見ると「何ボルギーニ」だかわかりませんが、次に載せるトリミング前の写真を見てもらえばわかると思います。もし全体の写真を見てこのクルマを知っていたとしたら、この部分には意識的ではなかったということになりますよね。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。