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写真の本、進行中:写真の部屋

何度かお伝えしましたが、写真の本を書いています。毎日、朝から晩まで写真のことを考えていて新しいことも思い浮かびますから、何か書き忘れたことはないかと、目をサラダボウルのようにしてチェックしている段階です。

表現においてはどんなことでも同じだと思いますが、よく知られたやり方と、自分のやり方、というのがあります。「知られたやり方」をまだ知らない人には、それを知ってもらうことだけで済みますし、役に立つのですが、すでに知っている人に対して別の角度からアプローチしようと考えています。

人物は逆光で撮りましょうね、と教えられると「ああ、そうすればいいのか」と理解はできるのですが、それはなぜか、順光はどうしてダメなのか、自分は逆光を美しいと思うのか、撮るのは男性なのか、女性なのか、朝か昼か、夏か冬か、北海道の光なのか、モロッコの日射しなのか、という無限とも言える疑問を「人物は逆光で撮りましょうね」としてしか捉えていないとむしろ逆光が技術に逆行して逆効果になってしまいます。

大事なのはここからです。

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414字

写真の部屋

¥500 / 月

人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。