見出し画像

No.550 「西洋医学とのよい付き合い方」は、簡単にはできません

筆者の周囲にも、精神疾患で病状が安定しない方がいらっしゃいます。

たくさんの西洋医学の薬を服薬していたり、入退院を繰り返していたりしています。実にもったいない話です。

しかし、一方で病状が好転したり安定したりしている方々もいらっしゃいます。彼らの秘密はなんでしょうか。それはひとつには、総合的に「①人間の仕組み」「➁西洋医学の本質」を知っている、学んでいるからだと思います。

筆者の場合を例に挙げます。

「①人間の仕組み」を学ぶことは、極めて重要です。

筆者は、「完訳 7つの習慣 人格主義の回復」(キングベアー出版)で学んで、体調がいまいちなときは、「7つの習慣」の知識ベースで生活のバランスを取るようにしています。

「➁西洋医学の本質」を学ぶことも大切です。

今の筆者の力量では、はっきり書くことはできませんし、そうするべきでもないと思います。各自で学ぶことが、「西洋医学と上手く付き合う」ための必須条件です。
しかしここでは、わかりやすさの観点から、筆者が書ける範囲で少々の解説を加えておきます。
明治政府が、江戸時代までに存在した日本の民間療法を切り捨て、「西洋医学一辺倒」にしてしまって現在に至るということは知っておくべき事実です。
また、筆者は、アンドルー・ワイル博士の「人はなぜ治るのか」(日本教文社)という本を読んで、西洋医学の歴史を学びました。「アメリカでの代替療法の弾圧」や、「医師の白衣の意味」などの話を通じて、西洋医学とは何なのか、うっすらとでも理解しました。これはとても大切なことです。(もちろん、画期的な知見で人類に貢献した西洋医学もあります。細菌論やたくさんの人命を救ったワクチンなど。しかし、「瀉血(しゃけつ)」という間違った治療法で時のアメリカ大統領を死なせてしまったりした歴史があるのも、西洋医学の一面です)

上記①➁のような知識体系がある程度腑に落ちている方だけが、「西洋医学と上手く付き合える」のです。

(例えば、安易に自己判断で精神薬を減薬・断薬したりするのは、NGです)

「西洋医学との付き合い方」がわかるようになるには、自分から学ぶ決意が必要です。「7つの習慣」で言うところの「私的成功(第1~第3の習慣の達成)」くらいまで「自立」している必要があります。

今回の話は、「精神疾患」に限りません。例えば「リバウンドしないダイエット」ができる人は、「総合的に考えて相当なレベル」の方だと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?