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それすらいい

自分の気持ちに気づいたら、その気持ちに基づいて行動することが正しいと思っていた。

簡単に言ったら、苦手意識のある相手に気づいたら、その関係を断つ、避けることが正しいと。

でも、思うんだ。

苦手意識のある相手と離れるでなく、苦手意識を持ちつつも付き合っていくようなこと。

それすら、いいんだろうなって。

世の中って本当に、白黒はっきりと分断できるものじゃない。

1人の人に対して、嫌悪したり憎いと思ったり怒りややるせなさを感じる反面

心打たれたり笑顔になったりあったかい気持ち優しい気持ちになることもある。

昔はそれは、一貫性がないような、優柔不断的な、ダメな態度だと思っていた。

嫌な人は拒絶する。

好きな人には好意だけでいく。

そんなことが正しいと思ってた。

でも嫌いな人にもいいところあるし、

好きな人にもやなとこあるよね。

それをどっちかだけに決めようとするの、そもそも無理ってことだ。

ある意味、矛盾。

でも私たちってこの、矛盾を生きるものなんじゃないか。

理屈とか、法則とか、成功事例みたいなもの、さまざまな技法手法

そんな型にはまった答を欲しがってきたけど

そもそも答なんかなかった。

物事はすべてケースバイケース

そこには全て矛盾があり曖昧があり混沌があり

そんな定まらない自分にあきれながらも

流れによって変わりゆく自分を許して、楽しんで、生きる。

だから、何したって悪いことなんかない。

それが自分の心に正直だったら

矛盾なんてない

優柔不断だっていいじゃない

それすらいいんだよ

自分の心に、正直でありさえすれば。

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