ハローナマステどうもインド人嫁です。
私は2018年にインド人の男性と結婚した日本人女性です。夫とは約３年お付き合いをして結婚し、現在結婚２年目になります。私は初めて出会ったインド人が夫だったので、出会った当時は知らないことばかり。色々と戸惑うことや不安なことが多かったです。この記事では、インド人男性とのリアルな恋愛について、自分の経験をもとにまとめていきます。

こんな人にはぜひ読んでほしい
・インド人の男性と最近知り合った
・インド人の彼とは恋愛に発展するかはまだ分からないけれど色々と知ってみたい
・インド人男性と恋愛すると実際はどうなのか気になっている
・自分の周りに外国人とお付き合いしてる人や結婚している人がおらず、なかなか自分の恋愛相談ができない
・インド人の彼のことが気になるけど分からない事が多すぎて不安な気持ちがある
・インド人の彼とお付き合いするか迷っている

▼出会った当初の私たち

前提

今回の記事に書いていることはあくまでも自分の経験をもとに話しています。一般的なインド人の傾向や風習を話すこともありますが、それが全てのインド人に当てはまる訳ではありません。インド人だけでなく日本人にもいろんな人がいますので、100人いたら100通りの価値観や考え方があります。ここに書かれていることが全ての人に共通することではありませんのでご注意くださいね。

ネット上の情報に惑わされないで！

インターネット上でGoogleなどを使って検索すると、いろんな記事が出てきます。私もインド人の彼(現在の夫)と出会った当時はよくネットで検索していました。自分の周りには外国人と付き合っている人はいましたが、インド人と出会っている人はおらず、自分と同じような状況の人はいませんでした。そのため友達に恋愛相談をすることもあまりできなかったです。
私と同じように、インド人の男性と出会ったけれど分からない事が多くてネットで情報検索をしている人は多いと思います。実際、これまでに開催した日印(日本とインド)カップルオフ会やオンライントーク会などで話を聞いてみると、他の人も同じようにネット検索していました。そして、ほとんどの人が言うのがネット上の記事を読んで不安になったということです。私も同様にネット上の情報を読んで不安になったことがありました。インド人と出会って騙された、とか浮気されたとか、そんな記事を読むとどうしても不安になりますよね。気持ちはよくわかります。
そして現在、私自身がインド人の男性と恋愛して結婚した経験でいうと、ネット上の記事は間違っているものもあると感じています。もちろん全てではありませんが、一部は話を盛っていたり、真偽不明なもの、明らかなフェイク(嘘)もあります。自分がまだ経験していないと、どれが嘘なのか見分けるのが難しいですよね。そこで私の経験上、こんな記事やブログは怪しい、嘘っぽいと思っているものを下記にまとめました。

真偽不明の怪しい記事やブログの共通点
・誰が書いているのかよく分からない
・まとめサイト
・インパクトのあるタイトルをつけている
・何かのビジネスや商品をPRするために書かれている
・インド人と恋愛や結婚した経験がない人が書いている(インタビュー記事を除く)
・絶対に〜です、のように言い切った表現をしている

このような記事やブログは、私の経験上、疑問に思うことが書かれていることが多いです。もちろん100%ではありませんが、記事のアクセス数を稼いでお金を得るために話を大げさにしたり、興味を持たせるためにわざとインパクトのある言葉を使っている事が多いように感じます。
自分が経験していないことを書いている記事も気をつけた方が良いと思います。インド在住の誰かから聞いた情報って曖昧ですよね。インドに住んでいる日本人はたくさんいるし、その全員がインド人と恋愛経験がある訳ではありません。そして、もちろんインド人にもいろんな人がいますから、全てのインド人に当てはまるということはあり得ません。
また、中にはライターがお金をもらって書いているような記事もありますが、それらが怪しいかどうかの見分けるのは難しいです。例えば、このnoteの有料記事では、自分のプライベートな情報や貴重な価値ある情報を提供するために有料にしている場合もあります。単純にお金を稼ぐために書かれた記事＝怪しい記事ではないと思います。しかし、何かのビジネスや商品を広めるために書いている記事は、微妙な内容も含まれている印象があります。

なので、これを逆に考えると

ある程度信頼できる記事やブログは
・実際にインド人と恋愛や結婚した人が個人的な経験や体験談を書いている(インタビュー記事を含む)
・記事やブログを書いた本人がどんな人なのかがよく分かる(顔出ししたり本名で書いている)
・あくまでもこれらは自分の経験であり誰にでも当てはまることではない、と表現している
・何かのビジネスや商品をPRしていない
・インパクトのある言葉を使って記事に誘導していない

ということになります。もちろん、これらも100%信頼できる記事というわけではありませんが、ひとつの指標にしてみてください。ネット上の怪しい情報に惑わされて誤解したり不安にならないよう、情報収集の際には気をつけてくださいね。

そして一番重要なのは、相手の本質を理解せずにネット上の情報だけで判断しないということです。ネット上の真偽不明な情報よりも、目の前の相手のことを大切にしてください。インド人の彼のことを、国籍だけで判断するのはやめた方がいいと思います。インド人だから〇〇なんだ、といった偏見や決めつけは危険です。
もしもあなたが、日本人女性は尻軽だとか、金目当てで近づいてきている、などといったネット上の情報をもとに、自分のことを判断されたら嫌な気持ちになりませんか？
他の人からの情報だけで判断せずに、目の前の相手と向き合って理解しようとすることが大切だと思います。当たり前のことですが、人はみんな一人一人違います。私は、国籍や見た目だけで判断せず、フラットに人と関係が築ける人は素敵だなと感じています。

私がインド人夫と出会ったきっかけ

簡単にいうと、私たちが出会ったきっかけは言語学習アプリ(チャットアプリ)でした。対面ではなくアプリ上での出会いですが、どこで縁があるかは分からないものですね。私たちはそこから結婚にまで至りました。詳しくは以前ラジオでもお話しているので、興味がある方はこちらのstand.fmを聴いてみてください。

▼stand.fm ラジオリンク

インド人と結婚したという話をすると、よくこの質問をされます。どうやって出会ったんですか？と聞かれて私は正直に答えています。(毎回聞かれて少し面倒だけど笑)
でもたまに、ネット上とかアプリで彼と出会ったと話すのは恥ずかしいという人もいますよね。その気持ちも分かりますが、個人的にはどこで出会ったかなんて一つのきっかけに過ぎず、それよりも大事なことは他にたくさんあると思っています。出会ったきっかけはネットでも合コンでもお見合いでも何でもいいんです。出会った後にどういう関係を築いていくのか、そちらの方が大切ではないでしょうか。

インド人男性とのデートで知っておきたいこと

最初に言っておくと、二人が日本で出会った場合とインドや海外で出会った場合とでは少し状況が違うと思います。私たちは日本で出会って、日本でデートをしていましたのでその体験をお話します。

・時間感覚の違い
一般的に日本人は時間に厳しいのに対し、インド人の場合は時間通りには行動しない傾向があります。私たちが初デートで待ち合わせした際、私が待ち合わせ時間の５分前に到着したのに対し、夫は１５分ほど遅れて到着しました。当時の私はデートをすっぽかされたのかと思って不安になったのですが、連絡したらすぐに返信がきました。そのデート以降、夫は日本のやり方に合わせてくれてデートの際には必ず少し早めか時間ちょうどに待ち合わせ場所に来てくれるようになりました。日本人のように約束の時間に現れないこともあるかもしれませんが、彼らの中では普段通りなのでそこまで気にしなくて大丈夫だと思います。

・デートの際の店選び
うちの夫はあまりデート経験がなかったようで、最初の頃は店選びも苦戦していたそうです。日本人同士だったとしてもデートの店選びって迷いますよね。男同士で行くお店とデートで行くお店は違うので、夫はどこに行ったらいいのか毎回悩んでいたそうです。私はどこでもいいよと伝えて、よければ私がお店を選ぶからねと伝えていました。自分が店選びをするときには、出来るだけ英語メニューがあるお店を選んでいました。相手任せにし過ぎず、自分から店選びをしてみてもいいのではないでしょうか。
夫の場合は元ベジタリアンなので、日本に来てから肉は食べられるようになったけれどシーフードは未だに食べられません。それもデートの店選びを難しくした要因の一つでもあります。東京にはいろんなレストランやバーがありますが、ベジタリアンのメニューを揃えている場所はまだまだ少ないです。夫はお酒も飲めますが、インドに帰ると地元・グジャラート州ではお酒は法律で禁止されており基本的には飲めません。(インドは州によって法律や習慣が異なります)
なので、相手が普段どんな場所に行って、どんな食事をしているのか知っておくと良いでしょう。お酒は飲めるのか、食べられない食材がないかなど確認しておくと店選びもスムーズにいくと思います。

・毎日カレーを食べるの？
これは来日しているインド人が日本人からよく聞かれる質問です。夫に聞くと大体の人に質問されると言っています。答えは正直人によりますが、カレーを普段から食べ慣れている人たちなので、やっぱりカレーを食べる頻度は日本人よりも高いと思います。ちなみに、うちでは月に2〜3回ほどしか食べませんが、友人宅では毎日ランチはインドカレーだそうです。カレーといってもインドカレーは日本のカレーとは少し違います。バリエーションも様々で、地域や家庭によっても味が変わります。香辛料がたくさん入っており、大体のインド人は辛いものが大好きです。ちなみに、夫は激辛レベルの料理をおいしいと言って食べています。(私は食べられないので遠慮しています) 好きな辛さのレベルは人によって違いますが、日本人よりも香辛料が好きなことは間違いないでしょう。

・男女二人きりで会うことに慣れていない
夫に聞いた話ですが、インドでは地域によっては男女二人きりで会っているのはタブーとされる所もあるそうです。都会ではオープンなお付き合いをする人もいるみたいですが、地方にいくと、たとえカップルであっても公共の場で手をつないで歩いたりするのは良しとされないようです。なので、二人で会う時はこっそりと人目につかない場所で会っている人たちもいます。なので人にもよりますが、男女二人きりという状況に慣れていないインド人男性もいると思います。日本ではオープンな付き合いをしていたとしても、インドに行った途端、様子が変わるということもあり得ます。

・デートプランを考え慣れていない
私たちは食事だけでなくボーリングをしたり映画を見たり、イルミネーションを見に行ったりしました。夫はいろんなデートプランも考えてくれましたが、今考えると必死にプランを練ってくれていたのではないかと思います。それを考えると今でもうれしくほっこりした気持ちになります。
今年のような特殊な状況下だと気軽に外食デートをするのは難しいと思いますが、例えばテイクアウトしたドリンクを飲みながら散歩をしたり、サイクリングをしたり、オンラインで話しながら食事をしたりといったことはできそうですね。上記で書いたようにデート慣れしていないインド人男性もいるでしょうから、デートプランも相手任せにし過ぎず、自分から提案してみてはどうでしょうか。

・インドでは割り勘しない
飲み会やデートの際に割り勘するというのは日本ではよくあることだと思いますが、インドでは割り勘はしないようです。例えば友達同士で遊びに行ったときでも、最初に会った時は自分が出すけど次はあなたが出してね、といったように一人がまとめて支払いするのが一般的なやり方です。
私たちの場合は毎回夫がデートの費用を出してくれていました。最初の頃は申し訳ない気持ちもあり、割り勘にしようと提案していましたが、途中からは１回相手が払ったら次は私が払う、というような形にしていました。でも、今考えるとほとんど夫が払ってくれていたように思います。夫がさらっとスマートに支払いを済ませる様子をみて、私は紳士的で頼りがいがあるなぁと夫に対して好印象を持ちました。支払いは相手の金銭感覚が分かる場面なので、相手の価値観を知る上ではひとつの重要なポイントとも言えるでしょう。

インド人男性との恋愛で不安になりがちなこと

・デートに誘ってくれない
これも人によりますが、インド人男性の中にはデートに誘い慣れていない人もいます。上記に書いたように男女二人きりでのデートをするという経験が少なく、いつも学校や職場で会っていたなどという経験しかないと、デートに誘うということ自体が頭にない場合もあります。女性からすると、誘われないのは自分が好かれていないからなのではないか、と思ってしまうかもしれませんが、必ずしもそうではありません。単にシャイな性格で誘えない人もいるかもしれません。自分から積極的にデートに誘ってみてもいいのではないでしょうか。

・電話やメールでやたらと連絡がある
インド人の男性とメッセージのやり取りをすると、結構な確率で頻繁に連絡がきます。これも全員に当てはまる訳ではありませんが、インド人は普段から家族や友人と頻繁にメールや電話をしている人が多いです。しかも、内容はHello, how are you? (元気にしてる？)というようなものです。特に連絡する事がなかったとしても、どうしてる？と連絡する人が多い印象です。日本人の場合は何か必要があったときに連絡するという人が多いと思うので、最初はあまりの連絡の多さに驚くかもしれません。私も夫に出会った当初はメールの多さにびっくりしました。私のように、相手は自分のことを好いてくれてるのか？それとも遊びのつもりなのか？と戸惑ってしまうこともあるでしょう。逆に、ここに書いたことを読んで自分にはあまり連絡がないのはどうしてだろうと不安になってしまう人もいるかもしれません。でも、相手は特に深く考えていない場合が多いと思います。デート中も頻繁に他の人たちに連絡をしたりしていることがありますが、こういった習慣があるんだなと受け止めて、連絡が多くても少なくてもあまり気にしない方が良いと思います。

・私は遊ばれている？浮気されている？
これはインド人男性と恋愛をするときに一番不安になることだと思います。インドに帰るまでの期間だけ私と遊んでいるんじゃないか、とかインドに本命の彼女がいるんじゃないか、とか考えてしまうこともあると思います。
正直、これは国籍関係なく本人の性格や価値観によるものだと思うので何とも言えません。たとえ日本人でも遊び人で何人もの女の子とデートしたり、本命の彼女がいるのに他の子にも手を出す男性もいると思います。
そして、その男性の本心は、その人に聞いてみなければ分かりません。私は一人で悶々と考えているのは嫌だったので、本人に直接聞きました。日本にいつまでいる予定なの？いつかインドに帰るの？他にデートをしている女性や彼女はいるの？などと聞きました。しかも何度か聞いたと思います。笑
夫はその度に質問にはっきりと答えてくれたので、私は少しずつ心を開いていく事ができました。やっぱり勇気を出して聞いてみてよかったと思います。夫にも意見を聞いてみると、やはり本人に直接聞くのが一番良いという回答でした。(自分の)他に彼女がいるの？と聞いてみれば、遊びか真面目な付き合いなのかは大体分かると言っていました。中には嘘をついたりする人もいるのかもしれませんが。
次回の記事には、インド人男性との結婚前提のお付き合いについてもまとめる予定です。そちらにも詳しく書こうと思っていますので、気になる方は読んでみてください。

・ビザ目的？結婚詐欺？
これもネット上の情報に惑わされて不安になる人が多い事だと思います。しかし、配偶者ビザ(結婚ビザ)を取得するために、インド人が日本人と結婚しようとしたという話を私は聞いたことがありません。夫にも聞いてみましたが、今まで聞いた事がないと言っていました。もちろんこれも100%ではありませんが、何度も言ってるように国籍だけで判断しない方がいいと思います。日本人同士でも結婚詐欺のニュースはありますよね。結婚詐欺は、結婚しようと話を持ちかけて相手からお金を奪い取るというものですが、これも国籍関係なくその人の性格や価値観・倫理観によるものです。インド人だから危ない、という訳ではありません。こういったトラブルは日本でも他国でも世界中で起こり得ることです。だから国籍ではなく、まずは相手がどういう人なのかを見極めることが大切だと思います。
私が対策として有効だと思うのは、相手のペースに巻き込まれず、いつでも自分を持つという事です。騙されるんじゃないか？詐欺じゃないか？と不安に思うなら、絶対に金銭の貸し借りはしない、配偶者ビザ取得の話をされても相手にせずスルーする、嘘をつかれたら離れる、などと自分でルールを決めておけば問題を回避できる確率は高くなるのではないでしょうか。とはいっても、人間なのでどうしても好きな感情が出てきてしまって相手のペースに流されてしまった、または出会った当初は気づかなかったけれど、付き合いを深めていくうちに嘘が分かったという場合もあると思います。でも、結局は相手との関係を築いていかなければそれも分からないことなのです。人間関係を深めると傷付くこともありますし、怖くなることもあるかもしれません。しかし全ては自分の勇気と決断です。そして、恋愛や結婚にはご縁や運も関係していると個人的には感じています。自分の努力だけではどうにもならない事も時にはあります。私も恋愛中は感情のバランスを保つのが大変で、自分で冷静になろうと思ってもなれないときもありました。でも、私が経験して一つ言えるのは、早いペースで相手との距離を縮めるのではなく、時間をかけてお互いを知っていくのは良い方法だと思います。恋愛は盛り上がっている時はいいけれど、それが一瞬で終わると落差が激しく関係も破綻しがちです。少しずつ、お互いを知って関係を築いていくことをおすすめします。

・不安を解消する方法
友人のインド人嫁友達(インド人と結婚した日本人女性)にも色々と話を聞いてみました。私と同じように不安になった経験をした人が多く、こういった不安を少しでも解消する方法について参考情報をくれました。
ひとつは、彼の友人たちに紹介してもらうことです。お付き合いを始める前でも後でもいいと思うのですが、相手の友人に会うと普段どんな交友関係があってどんな雰囲気で会話しているのかが分かります。そして、友人に紹介してくれるというのは少しオフィシャルな関係に近づくのではないでしょうか。
私も、夫と付き合い始めたばかりの頃に同僚や友達に紹介してくれたことがあり、うれしく感じた経験があります。そして、逆に私の友人にも夫を紹介しました。その頃の私はまだ英語のレベルも低く、友人たちと挨拶や簡単な会話をするくらいしかできませんでしたが、それでも直接会って話せたのは本当によかったです。お互いのことを知る上でも重要なポイントのひとつだと思います。

インド人男性とお付き合いするときに知っておきたいこと

・言語の違い
これもほとんどの人がぶち当たる課題だと思いますが、言語の違いは恋愛において大きな影響があります。私たちの場合は、出会った当初は英語で会話をしていました。当時の私の英語は初心者レベル、夫の日本語は挨拶程度ができるレベルでした。こんな二人だったので、最初はお互いが伝えたいことが間違って伝わってしまったり、言い方が直接的すぎてキツくなってしまったりしていました。そういう誤解や失敗を経験しながらお互いの語学力も伸ばせたと思います。自分の経験からいうと、最初から共通言語がうまく話せなくても信頼関係を作っていくことは可能だと思います。しかしそれにはお互いの努力と時間が必要です。コミュニケーションをとる際に言語は非常に重要なツールとなりますので、勉強しておいて損はないと思います。

・インドでは告白の文化がない
これは、私が知らずに恥ずかしい失敗をしてしまった苦い経験があります。
日本では彼氏彼女の関係性に進む際に、お付き合いしてくださいと言葉で伝える、いわゆる告白の文化があります。しかし、インドではこういった告白の文化はありません。インドだけでなく海外では告白せずに関係性が進展していくことはよくあるそうです。
私は夫と出会うまで、日本人のやり方で告白するのが当たり前だと思い込んでいたので、何回デートをしても告白がないということに不安になってしまいました。そして、しびれを切らした私はつたない英語で、夫に Am I your girlfriend? (私はあなたの彼女なの？) と直接聞いたのです。いまだにこのフレーズを言ったなんて、、と自分でも恥ずかしくなります。他にも良い言い方があったのかもしれませんが、私には思いつかず語彙力もなかったのでこんな言い方をしてしまいました。私に唐突に質問され、夫は目を丸くして驚いた様子でしたが、すぐに Yes, of course! (うん、もちろんそうだよ！)と言ってくれました。しかしそれでも信じる事ができずに、私はその場で２回も同じ質問をして確認しました。笑
このように、告白がないことに不安を感じる人もいるかもしれません。夫に聞くとインド人男性で告白している人は聞いたことないし、おそらく告白というものを知らないと思うと言っていました。じゃあ、どうやってお互いの気持ちを確かめるの？どうして自分が彼女だと分かるの？と疑問に思いますよね。
夫や知人に聞いてみると、インドでは恋愛結婚はまだ少なく、お見合い結婚が多いそうです。お見合いの場合は最初から家族同士も知っていますし、お見合い後は結婚を前提としてすぐに交際がスタートします。だから何も告白せずとも関係が進展していくのだそう。対して、少数ではあるものの恋愛結婚をする人たちの場合は、デートを何回かするうちにお互いが自然と彼氏彼女だと意識するようになるそうです。夫はこれをナチュラルなケミストリーで分かるんだよと言ってましたが、まだ私も？？？と疑問に思います。笑
おそらく、上記で書いたように男女二人きりで会うことが一般的ではないので、何度も二人で会う(デートする)ことで特別な関係と認識できるのだと思います。ということで、私のような経験をする前に、こういう文化もあるんだということを頭に入れておくといいと思います。

・インド人女性がインド人男性にアピールする方法
これは夫から聞いた話です。インド人女性から男性をデートに誘うことはあるの？と質問すると、ほとんどないという回答でした。でも、状況によってはインド人女性からアプローチする方法もあるのだそう。例えば、同じ学校や職場、パーティーなどで知り合った人の事が気になった場合、女性は気になる男性をじっと見つめるそうです。男性はその視線に気づくと、女性が好意を持っていると認識し、話しかけたりデートに誘ったりするようです。これはあくまでも一例なので、全員がそうとは限りませんが、日本とは違って奥ゆかしい文化というか、そんな方法もあるんだなぁと私は興味深く感じました。

最後に

今回の記事では出会い編と題して、インド人男性と出会ったばかりの方に向けた話をまとめました。今後も、お付き合いがスタートした後の恋愛編・結婚編・結婚後の話と分けて記事をアップする予定です。
この記事を書いた目的は、私と同じように不安な気持ちになる人を少なくしたいと思ったからです。私も夫と出会ったばかりの頃にネット上の記事を読んで不安になった経験があり、他の日印カップルにも聞いてみたら同じ経験をしている人がたくさんいました。こういう記事を書いてみようと思うとSNSにアップした際にも、たくさんの反響があって驚きました。この記事が広まることで、インド人への偏見がなくなり、不安な気持ちを抱える人たちが少なくなりますように。

コメントやメッセージも大歓迎です。もし同じようにインド人と恋愛している、結婚しているという人がいれば仲良くしてもらえるとうれしいです。

それではまた次回。See you〜！