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パルプファンアート記念! 一年を振り返って②

こんにちは、安良です。
前回に引き続き秘密のスケッチを使って、一年を振り返りたいと思います。
パルプ小説には初めて触れる情報や概念がたくさんあるので、私自身スケッチを見直しても面白いです。あらためて発見したり、ツッコミを入れたり、小説を読み返したくなります。

未読のかたも「こんな風に小説を読む人がいるんだなぁ」と楽しんでいただけたら幸いです。そしてもし気になった作品があれば、どうぞ読んでみてくださいませ♪
(タイトルに各作品へのリンクが張ってあります)

「スケッチで振り返る企画」第二弾、それではいざ、プレイ・バック!


・スケッチは急いで描いていますので、所々見づらい箇所があります。文字は読めるようにフォントに置き換えました。雰囲気を感じていただけたら幸いです。
・作者の皆さま、ネタバレなどの問題がありましたらコメント欄でもツイッターのDMでもご一報下さい。早急に修正いたします。


近未来建築診断士 播磨

★ディッグ・A=サン

[note98]im1a_近未来建築診断士 播磨

小説を読んで建物を想像するのは楽しかったです。ミステリ小説を読むときはよく間取りを描いたりするのですが、外観までデザインするのは初の試みでした。ホワイトムースも面白くて、フラフープをつけてニューンと部屋が広がる様子が見えて、新素材アイテムに好奇心を惹かれました。


[note98]im1b_近未来建築診断士 播磨

播磨くんの服装を考えている絵です。スーツか作業着か、読み進めていくにつれ解像度が上がっていきました。
バルーンツリーと周囲の位置関係もメモして、何が起きているのか推理したのを思い出します。遠藤さんが黒幕かと思ったけど全然違った(笑)

ディッグさんの小説を読んで、人それぞれに心地よい住処は違うものだな、と腑に落ちた感じがしました。知らない技術や考え方に触れることができる、これぞ読書の醍醐味ですよね。


【デビルハンター】ジュディ婆さんの事件簿

★ジョン久作=サン

[note98]im2a_ジュディ婆さんの事件簿

今見ると、ゴスケ・亜子・タクミとの対比で、フォルカー様が198cmに見えませんね。6mくらいありそうです! 強そうすぎるッ
スケッチだとこういう現象が時々発生して困ったり、面白かったりします。そして、初期イメージのゴードンが渋すぎィ!(ファンアートではもう少し若い感じになりましたが、熱いハートは変わりません!)


[note98]im2b_ジュディ婆さんの事件簿

ジュディの乗る巨大なメルセデス・ベンツが格好よすぎて練習スケッチ。世界にはとんでもない自家用車があるものですね。愛用のリボルバーは驚きの1850年代製……アメリカの技術に驚くばかり。

この方の小説は、ちりばめられたアイテム群はもとより、キャラクター達にそこかしこで心くすぐられます。ウィットな笑いや皮肉がうまく入っていて好きです。あとやっぱりジュディがカッコイイ!!


ようこそ、ユーシャルホテルへ! #AKBDC

★akuzume=サン

[note98]im3a_ようこそ!ユーシャルホテルへ

このオーポーは最新話が投稿されて、喜び勇んで描いたキャラクターファンアートです。しかしなぜだか急に恥ずかしくなって、お渡しできずにいました。でもよくよく考えたらAKBDC(AKuzume BirthDay Carnival)ではアクズメさんの肉体美を描いてプレゼントしたんですよね……
「今さら恥ずかしい、だと?」という内なるソウルの声が聞こえ、今回ついにお目見えとあいなりました(*ノωノ)イヤン


[note98]im3b_ようこそ!ユーシャルホテルへ

イマジナリフレンドと冒険するといった独自コンセプトがツボに入り、そのやりとりに何度も笑ってしまいました。新鮮なアイディアにインスピレーションを刺激された事を思い出します。

akuzume=サンは台湾出身との事で、日本からは見えない視点をたくさんお持ちだと感じます。台南は奇美博物館への旅行記辛い麺料理をエンタメに仕立てるなど興味深い記事も目白押しで、目が離せませんね!


円環する円盤の物語

★居石信吾=サン

[note98]im4a_円環する円盤

居石さんのSF世界観を描く筆力がすごいのっ!
超巨大円盤構造物という概念を初めて知り、イメージをとらえようとしたもののフワフワ感は拭えません。上のイラストは私の想像で、街の様子をとらえようと奮闘しています。


[note98]im4b_円環する円盤

粘菌について思いをはせる冒険者さん。スケッチ上では「意外とかわいらしい発想を持つ想像力豊かな人」という印象になってしまいました☆彡
右側に描いた「僕」は、不可思議だけど愛らしい生き物を目指して色々な姿を考えました。

居石さんの小説では見たこともない光景にでくわすので、デザインするために頭を回転しまくったのを覚えています。インターネットであっちこっち巡り冒険しました。それもまた楽しい思い出です!


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それにしても、このラフスケッチから構図を考えて色を塗り、一枚の絵に仕上げたことによって自分の表現力が少しずつ上がったと感じています。パルプを読んで心弾み、描いては記録が増え、仕上げて技術が向上するなんて、すごい一石三鳥です。たぶんまだ気付いていないプラスの経験もあるんじゃないかなと思っています。
こうして二次創作の機会を与えてくださったパルプスリンガーの皆さまに、感謝しきりの今日この頃です🍣🍣🍵

今回はこの4本でおしまいです。それでは、来週も続きを投稿します☆ミ

【続く】


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