見出し画像

ニセコクラシック2023 150km女子3位

こんばんは、自称脚質ロングライダーのAnnaです!

早速ですが、先週末の6/18にニセコクラシック150kmに参加してきたのでその振り返りを記録として残したいと思います。
今年もレースは途中までしかできなかったのであくまでも記録です。
とか言いつつ今までレースができたことがあるのかと言われると微妙なところですが…

今年のニセコクラシックは図らずともディフェンディングチャンピオンとなってしまい、正直完走できるかも不安が残る中での参加となりました。
結果は3位でしたが、悔しい思いの残る結果となりました。
それでも出走して本当に良かったです。

こちらはいよいよ当日の様子。
準備編はこちら

使用機材

Liv langma advanced pro 1 disc
CADEX 50 ULTRA
IRC Formula pro Hookless Tubless ready S-Light 28c
Magene PES-P505
Reve Melt Insoles
Onyone チームジャージ、腱力ソックス

当日編

朝3:45起床。
たまきくんがパスタを茹でてくれていたのでありがたく食べ、4:30に出発。
朝は寒かったので私服のズボンとジャケットを着たらレースに行くとは到底思えない人になっていた(笑)

予報では11度くらい

スタート地点まで11kmくらい走ってアップは完了。
ちょうど5:15くらいについたので1週間ぶりのカフェインを摂取して会場をウロウロ。
何やら他の女性選手が先頭集団らへんにバイクを並べていたので私も慌てて近くにバイクを置いた。中村さんのことはチーム代表の加藤さんから伺っていたので存じ上げていたが、もう1人の梅山さんはノーマークだった。しかし、2人が親しげに話している姿を見て、レースの常連であることは察した。
バイクを置いてしまったら本当に手持ち無沙汰になってしまって緊張を紛らすために知り合いの方々に挨拶して回ったり、応援に来てくれた母と話して時間を潰した。

斜め前で中村さんと梅山さんが談笑している

6時

最後の軽量化をしてバイクに向かって歩いていたらなんと整列の合図がかかった。
慌てて自転車をつかみ、クリートをはめてスタートラインの前に並んだ。
スタートラインのところは日陰になっていて寒かったのでギリギリまでウィンドブレーカーを羽織っていた。
スタート直前に母にウィンドブレーカーを橋渡しして下さった方、ありがとうございました。

この時は寒かった。

6:15

いよいよスタート。
とりあえず6km地点まではパレード区間だったので、周りの方々と同じ間隔を保つように意識して走った。
房総練のおかげか、腰に後ろの人のハンドルが当たってくる距離感で走っていても動じずにまっすぐ走ることができたことは去年よりも成長できた部分だと思う。
去年同様、パレードはペースの上げ下げが多少あって、後ろにいたらインターバルが凄かっただろうなと予想がついて、先頭周辺に今年は並べたことがありがたかった。

リアルスタート

コーナーを曲がって少しいったところから先導車がペースアップを始め、自動的に先頭周辺がペースアップを始めた。
なるべくついて行こうとしたが、ついていくことは出来ず、なるべく邪魔じゃないことを祈りながら真っ直ぐ前を向いて走り続けた。
中村さんが先頭周辺に乗っていく姿が見えたが、さっと左右の人々の間を横切ってトレインに乗る技量もなく、パワーで追いつくこともできず、見送ることしかできなかった。
梅山さんは見当たらなかった。

第3集団か第4集団くらいが来てようやくそれに乗ることができたが、そこでも長くは持たず、下りで1人になってしまった。

そんな時、今年も
「あんなさん、乗っていいよ!」
という声が聞こえた。

なんと今年は大学のOBの方が私を発見してくださり、私を拾って下さった。
いまだに梅山さんは見当たらなかったが、後ろにいるなら離したいし、前にいるなら追いつきたい。何回かペースアップを図ろうとしたが、集団はむしろ無理をしないペースを維持したかったので無駄足となってしまった。
ここは冷静にパノラマラインのために休んでおくべきだった。

下り区間はCADEXのおかげで踏まなくても速いので他の方とラインをずらして下っていった。登り返しに突入する交差点のコーナーの手前で、減速しながらリアタイヤを何度もロックさせている方がコーナーのアウト側のラインにいて、怖いので1番イン側のラインで曲がっていったら数秒後に斜め後ろから落車の音が聞こえた。
音的に1台だったように思うが、私は私でちょっとタイトなコーナーを曲がっていたので確認はできなかった。落車した方が無事だったことを祈ります。
登り返してからのここの区間でなぜか古谷さんやにっしーさんを見かけて、少し冷静になれた。

パノラマラインに入ったが、そこまでで結構疲れてしまい、中腹で集団から遅れてしまった。遅れた時に梅山さんが最後尾にいたことを発見したが、背中を見送ることしかできなかった。
去年よりも確実に低いパワーでしかパノラマラインを登れていないことに絶望しつつ登り切った。

下りで後ろからきた速い方々の背中を乗り継いで遅れを取り戻そうと頑張った。私は所詮軽量級だが、一瞬ならペースをキープしながらローテに貢献できるので人をどんどん吸収しながら平地に向かっていった。
そしたらなんと梅山さんを含むパックを吸収することに成功してしまった。

平地~新見の登り

平地では海沿いに出るまで向かい風が強く、誰も引きたがらない状況が続いた。
私も梅山さんと2位争いをすることがわかっていたので引きたくなかったが、集団が全く回らないのでローテに加わったり、中切れを埋めたりしていた。
海から折り返すと今度は追い風で、トレインの効果が薄れ、特に後ろの方は本当についているだけで疲労感が滲み出ており、度々小集団が飛び出しては戻ってくるを繰り返していた。

追い風でそのままいけるトレインがいたらそれに乗ってしまえば
梅山さんと差をつけられるので前目前目に居て、飛び出た人がいたらそれについていった。
しかし決定的な差がつくことはなく、ここでも無駄に足を使っただけだった。

新見の少し手前からは覚悟を決めて、大人しく登りで踏みすぎないで下りでちょっと踏んで追いつくをして体力の温存に努めたが、ここまでで私の体力ゲージは既にずっと赤ゾーンにあって、暑さも相まって息を吐くことだけに集中していた。

新見の登りに入り、9分くらいのところで再び集団後方で気配を消していた梅山さんが前についていく背中を見送ることしか出来ず、糸がぷつんと切れてしまった。

そこから30kmは向かい風で、そこまで平均31km/hくらいだったのがみるみるうちに下がっていったが、1人になった途端腰と腹筋の痛みが大声で主張を始め、2.5倍しか出なかった。

どうせ誰かに追い抜かれても追いつく足なんてないのに、誰かに追い抜かれるたびにゼッケンの色と髪型を確認して必死に足を回してゴールに向かった。ニセコ関門を超えてからの5kmが無限のように感じられて本当に辛かった。

ゴール

ゴールの右側に福山さんたちが見えて、左側にたまきくんと母が見えた。
これでやっと自転車から降りられる安心感と落車しなかった安心感と自分の不甲斐なさで気持ちはぐちゃぐちゃだったが、3位だったと聞いて苦しくても走って良かったと思った。

自転車を預けたらもう立てなかった

反省と振り返り

去年よりも周りの状況は良く見えていたし、集団走行も去年より確実に上手かった。
スタート位置も申し分なかったし、下りの感覚も良かった。
ピーキングも大体上手くいっていたと思う。
機材も最高のものを用意していただき、あとは自分が頑張るだけだった。
データを見返すと40秒から4時間くらいまでのパワーもほとんど全部直近の自己ベストを更新していて、pwrで見ると1.5~4時間は去年のニセコと遜色なかった。

それだけにシンプルに自分の力不足が際立って1人になってから悔しさが沸々と湧いてきた。
課題はニセコ前から薄々わかっていたがやっつける時間はなく、やはりそこの弱い部分がレースでも足を引っ張った。

ツールド沖縄に向けて少しでも苦手をなくして得意を伸ばしていきたい。
レースの借りはレースでしか返せない🔥

練習、応援して下さった皆様ありがとうございました。
そしてレースで一緒に走って下さった皆様ありがとうございました。

体の許す限り挑戦を続けていきたいと思うので今後ともよろしくお願いたします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?