ドル高? (オレポジ報告 23年5月第2週)

オレポジ、先週比-$474、年初来+$72,550 (+14.4%)。週半ばにゴールドが2050を超え、原油(WTI)も74近くまで回復して、一時先週比+$20,000超となったが、週後半にドル高傾向が強くなり、いずれも後退。結果、ほぼプラマイゼロで終わった。

今週を一言で言えば、ドル高だろう。前述のゴールド、原油以外に、ビットコも影響受けた気がする(水曜日の急落は全く無関係な噂によるものだが)。

今週の指標も「景気後退」と「インフレ高止まり」のテーマに沿ったもので、特に驚きはなかったように思う。一方、債務上限歌舞伎の方も、予想通り全く進展がなかった訳だが、それら諸々のミックスの結果として、株と国債は、瞬間的ボラを見せながらも狭いレンジにバインドされたままであるのに対して、ドルの動きだけが何かを示唆しているように見えた。米国以外の要因かも知れないが、よく分からん。

もっとも、米金利急上昇を背景としたドル高が去年秋に反転してからの推移は下図のようなものであり、今すぐ騒ぎ出すようなスケールの話ではない。因みに、2月初旬の急激な上昇は、雇用者数サプライズによる利上げ継続観測盛り返しによるもので、SVB危機と同時にそれが帳消しになったことで3月に腰折れした。つまり、これも明らかに米金利を巡る鞘当てであったわけだが、今回同じような金利予想の激変があったかというと、何もない。そこが不思議さのポイントである。

ES(S&P500)のオレポジは、今週もマイナスを着実に積み上げた😅。デイトレで日中下がった時に買う、というのだけが唯一の正しいトレードに思える。今週は、単に金曜日限のオプションがexpireして終わった。

まぁ少し引いてみれば、4200に首根っこ抑えられてもがいているようにしか見えない。特に変なことが起きている訳ではない。

米国債は先週からの動きを継続。ZBの12枚PUT売り@130が金曜日でexpireしたので、来週限のPUT@130.5を12枚売り。債券に関しては、債務上限問題がモロに効いてきそうなので、多少警戒はしているものの、特に売ろうとか買おうとかは考えていない。デフォルト危機になれば、逆説的だがリスク回避で買われる(特に長期)という人もいるが、どうなるんだろうか。まぁとんでもないボラになるだろう。

ゴールドも債務上限問題の余波がありそうだけど、上がるよりもむしろ解決して売られる方が要警戒だと思っている。まぁ短期的な話だろうけど。そんな偶発的なことはさておき、ボリンジャーの上端でファイトした後下がってきたところにドル高の向かい風も吹いて、一旦後退かな、という印象。ボリンジャー下端にちょうど50日平均線が達しているが、この辺り~1980が目標になるだろうか。オレポジは引き続き短期のCALL売りを回している。

原油(WTI)は、先週の強烈な下げから一旦リバったが、またズルズル下がり中。景気後退の靴音が大きくなるなか、SPRのリフィルがどうだとか、他の話が後景化している気がするが、一旦押し目を作らんとどうしようもない。$60前半くらいだろうか。特に何の確信もないが。

為替は、6E(ユーロ)、6A(オージ)ともオレポジ変化無し。6Eは、1.09にゴチャゴチャポジを持っているのだが、金曜日にあっさり1.09を割って現在、1.087。ボリンジャー下限を突き破り、50日平均線を下抜けしている状態。一旦リバると思うがその先は不明。

最後に、ビットコは、現物1枚分(MBT10枚)保持。いい感じに高値掴みした気がするが、これに関しては、2-3枚までポジ増やすつもりなのでどこでナンピンするか、という視点で見ている。取りあえず24000までは様子見だろう。

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