見出し画像

短歌:空き家

空き家だと思われていた庭さきに
白いスイセン 北風のなか

近所に空き家のような古い一軒家があります。

「誰も住んでいないのでは?」と
夫とも話していました。
洗濯物は干されていないし、
古いくすんだカーテンがずっと閉まったままです。

昨日その家の前を通ると、
庭に白いスイセンが咲いていました。

咲いている様子から、
どうやら人の手が入っているようです。

住んでいなくても、たまに誰かが来ているのかな。

忘れ去られた家ではないのだなと、
少しほっとしました。

この記事が参加している募集

今日の短歌

散歩日記