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「手を抜くこと」の難しさ

ANNE MAGAZINEの乙部アンです。

時々ですが、私のような者にも

「この商品を宣伝してくださいませんか?」

という趣旨のご連絡をいただくことがあります。

最初にお断りしておきますが

私は自分が惚れ込んだもの以外、ここで宣伝することは一切ありません。

お声がけいただくのは大変嬉しいのですが

その際は商品を実際に使い切ってみて

消えものなどでなければさらに長い間使ってみて

もしかしたらリペアやメンテナンスを経て

いいものだと思ったらこの場で紹介させていただきたいですし

そうでなければ紹介しないか、もしくは正直な感想を書くことになります。

「SNSで宣伝してくれませんか?」というご依頼には少なからずきっと

スピーディに、そして手軽に宣伝したいという趣旨があると思いますので

その際は依頼をお受けすることができません。

それでも、厳しい目で商品を試してみてほしいという場合は

またご一報いただければと思います。

自分でもなかなかに融通のきかない話だと思うのですが(笑)、

「自分はいいと思わない」商品を

ANNE MAGAIZNEをいつも楽しみにしてくださっている皆さまに紹介したくないのです。

また、世の中のためにならない商品に

一時的に加担するのも嫌なのです。

今いっとき、影響力のある方々の拡散力で流行したとしても

持続可能な未来のない商品に協力することは考えていません。

本業である編集者の仕事には割り切りが必要なことがある分、

ここでは一切の妥協のないものをオススメしたいというシンプルな気持ちでおります。

これまでご連絡をくださった企業の方々には申し訳ございませんが

ご理解いただけますと嬉しいです。


そういえば大むかし、私が大好きなカメラマンがこんなことを言ったのを思い出しました。

「大金をもらわないと割り切ることなんてできない。

普通のギャランティじゃ手を抜くなんて無理だよ」

…あれ? 反対じゃないかな、と思う人もいらっしゃるかもしれませんが

この発言は説明するまでもなく、

ものづくりをしてそれを広く発信する人にとって

納得のいかないところで折り合いをつけなければいけなかったり

意に反して割り切るというのは何よりも辛いということ。

「こだわり=魂」を安く売ることに等しいからです。

けれど、それを雑誌や、もっと広くいうと出版社という

誰かの舞台でやらせてもらっている以上は

時に折り合いをつけることも必要だったりして。

いつもそのせめぎ合いの中で私たちは雑誌をつくっています。

その楽しくも苦しいプロセスとは無縁で

全て自己責任でできる唯一の場が

私にとってのANNE MAGAZINEなのです。

形あるもの・ないものに関わらず

これからも皆様のために本当に良いこと、上質なものだけ

ご紹介したいと思っていますので

どうぞお付き合いいただけたら嬉しいです。

…また真面目になってしまった…。


#私の仕事

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