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青パパイヤをどう食べるべきか

 先日のこと、近所のオッサン宅へ用事があって出かけたら、自分ちの畑で穫れた青パパイヤを土産に持たされました。

でっかいのを3つも!押し付けられました。www

 実はここ数年、近在では青パパイヤを育てる人が増えているんです。
 私などはパパイヤと聞くと、中原めいこさんのヒット曲「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。」や、おやじダンサーズのパパイヤ鈴木さんを思い出してしまいますが、パパイヤはなかなか不思議な植物です。そもそも名前からして「パパイヤ」なのか「パパイア」なのかよくわかりませんもん。

 とりあえず、もらったからには食べにゃなりませんので、先ずは青パパイヤについて調べてみることに。
 パパイヤは多年生植物で熱帯では樹高が10mにもなるので、樹木だと思うのですが、茎は非常に柔らかくて幹は木質化しません。したがって、台風が来るとすぐに倒れます。ほほう。
 
また、生育最低温度は15℃。10℃以下になると生育を停止するそうで、冬の寒さの厳しいこちらでは枯れますので、1年草の扱いとなるんですよね。

つまり。パパイヤはでっかい草だった!

南国の植物が地元の畑にズラリと並んでいる光景は奇妙な違和感があります。もう慣れたけど。w

 パパイヤはどう考えてもトロピカルフルーツの一種だと思うのですが、このように青い実は野菜の扱いだそうです。
 実は青パパイヤには『パパイン』というあらゆるタンパク質を分解する酵素をはじめ、脂質・糖質の三大栄養素を分解する酵素が含まれているのが特徴で、『酵素の王様』と呼ばれているらしい。
 しかも、青パパイヤは生でも、炒めても、煮てもおいしい万能野菜で、それぞれに違った食感を楽しめるのが魅力。通常は熱で壊れやすい酵素も、青パパイヤの酵素は加熱しても壊れにくいというからスゴイですよね。

 で、これの食べ方を調べましたら、レシピが山のように出てきました。

 どのレシピにも共通している下処理方法はパパイヤの皮をむき、中の種をスプーンでかき出して、切ること。そして水にさらすことでしょうか。

皮から何やら白い液体が。これがあらゆるタンパク質を分解する酵素といわれる『パパイン』。
縦に割るとまだ未熟な種がぎっしり詰まっています。これをスプーンでかき出して
薄くスライスして10分ほど水にさらすと下処理の完成です。

 で、それをどう使ったかって?
 加熱すれば柔らかくなって料理の味を邪魔しない。しかもタンパク質を分解する酵素パパインの効果で、安い肉も柔らかくなる。ならば、すき焼きに入れたらいいんじゃね?と思いついたんです。
 オッサンも「きんぴらにするとうまいぞ。」と言ってたし、ささがいたごぼうを入れるなら、パパイヤを入れてもきっと大丈夫なはず。^^;

 世の中に様々なレシピがありますが、たぶん青パパイヤをすき焼きの具にしたのは私が初じゃないか?と思ってググってみたら、すでにやっておられる方が何人かおられました。www

さあ、青パパイヤ入すき焼きの調理開始ですぞ!(^^)

 さて、こうして作ったすき焼きのお味はどうだったのか?
 まず、牛肉はとろっとろ。ものすごく柔らかい。パパイン酵素スゲー!
で、当の青パパイヤは鍋の中で全くと行っていいほどその存在感を消し去っておりました。うん、しんなりしていて、ほぼタマネギの切れ端と見分けが付きません。
 青パパイヤが入っていると知らずに食べた家族は、誰一人としてその存在に気づきませんでした。www

 はい、作戦大成功。(^^)




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