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青パパイヤをどう食べるべきか その2

 前回の続きです。

 あれから数日後。畑仕事をしていてあたりが暗くなってきたので後始末をしていたら、先日とは別のオッサンが通りかかって「シークヮーサーいらんか?これもろて来たんやけどどうやって食べるんかわからんのや。」とおっしゃる。

パパイヤに続いてシークヮーサー。www

あれ?ここは沖縄なのかな?


 このシークヮーサーは知り合いが沖縄の親戚から送ってもらったものを、おすそ分けでもらって来たんだそうです。(^^)
 とりあえずオッサンにシークヮーサーとはなんぞや?ということを説明したのですが、何だかんだで5個いただきました。

こちらがおすそ分けをおすそ分けして頂いたシークヮーサー。私も生の実を初めて見ました。www

 さて、閑話休題。
 青パパイヤは“酵素の王様”。肉と一緒に調理すると『パパイン』というあらゆるタンパク質を分解する酵素の働きで肉が柔らかくなります。この酵素はかなり強力らしく、素手で調理すると指が荒れるから、肌が弱い人はゴム手袋をしたほうが安全だとネット上に書いてありました。つまり、人間の皮膚も溶かすほど強力ってことでしょうか?ヤバいヤツ。

 というわけで、本日はとんかつの下処理に青パパイヤを使ったらどうなるかを検証してみたいと思います。

使うのはこちら。安いからという理由だけで最近我が家の食卓の定番になっているカナダポーク。
青パパイヤは種を取ったら皮をむいて薄くスライス。今回は半分だけ使います。
パパイン酵素が流れ出さないように水にはさらさずにパットに敷き詰めて、その上に
たたいて塩コショウをしたポークをのせ、その上にまた青パパイヤを敷き詰めて。
この作業を繰り返して、最後にラップをかぶせて4時間ほど寝かせました。
 さあ、準備完了。青パパイヤを外して、ポークに衣をつけてしっかり揚げていきます。
これでどうなる?めっちゃうまそうですけど!

 実際に食べてみたら、かなり柔らかくておいしいとんかつに仕上がってました。でも、柔らかさが衝撃的だったのは、前回のすき焼きの牛肉の方だったかも知れません。w


おまけ
 そうだ!せっかくパパイヤとシークヮーサーがあるなら、さっぱりした青パパイヤの南国風サラダを作って、とんかつの付け合わせにしてみよう。
 というわけで、とんかつを揚げながら青パパイヤの残り半分を細くささがいてみました。

こちらは生食しますので、充分に水でさらします。

 だけどね。一つつまんでみたら、この青パパイヤ、ものすごく歯ごたえがあるんです。

歯ごたえどころか硬くて硬くてとても食べられません! www 

 結局、こちらは生食を諦めてきんぴらにしていただきましたとさ。あ、豚肉に張り付けておいた青パパイヤも炒め物にしましたけど、かなり加熱しないと歯ごたえがありすぎて。w

 これ、どうしたら多少は柔らかくなるんだ?と思って調べていたら、次のような情報を見つけました。

 青パパイヤは皮をピーラーで剥いてそのまま生の状態で食べることができますが、熟していなく硬いものは食感が悪く、正直美味しくないです。
 手で青パパイヤを握ってみて全く柔らかさを感じられない場合は、そのまま生で食べることはお勧めしません。
 触った感覚はアボカドと似ています。アボカドも柔らかいものの方が美味しいですよね。しかし、柔らかすぎても美味しくありません。
 青パパイヤも一緒で、柔らかさの塩梅を知ることで青パパイヤを美味しく食べることができます。
 青パパイヤを軽く握って果肉が30%柔らかくなっている程度がソムタムに向いているパパイヤの状態です。
果肉を触った感じ50~60%柔らかくなったら生でも食べられますが、クセのある果物なので、タイでは塩砂糖につけて食べるのが一般的でした。

青パパイヤの食べ方!切り方や美味しいレシピ!保存法は柔らかさで決める?

 なるほどねえ、つまり私が今回使った青パパイヤはまだまだ熟したりなかったということです。カチンコチンで全く柔らかくなかったですから。

 今日は伏線回収大失敗。www
 いずれまたリベンジしたいところです。(^^)


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