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【2024年度入社】CAに絶対なりたい!そんなあなたへエールを送りたいです。

2023年は航空業界を目指していた学生さんや第二新卒の方には嬉しいニュースが舞い込んできましたよね。
ついにー!

ANAが2024年度の新卒で、客室乗務員の採用面接を再開!
実に4年ぶりのことだと。

これで昨年からCAの採用を始めたJALに並び、国内大手2社が揃ってCAの採用を再開することになりました。

ここで声を大にして言いたい。

CAになりたいみなさまー!実は、今年は絶好の機会なのですー!

なので就活生の方へエールを送りたくて、今回、記事を書いてみました。
少し長いので、最後のまとめの部分だけ読んでいただいても構いません!

過去の記事でも少し触れたことがあるのですが(過去記事はこちら↓)

実は、今年は就活生にとってCA選考の絶好の時なのです。

航空業界は常に社会情勢と運命共同体。どんなに会社がエイッ!と頑張ったところで、社会情勢が変わればたちどころに状況は変わります。

9.11アメリカ同時多発テロの時期に乗務を経験した先輩が「誰も飛行機に乗らなくなってね、国際線ももちろんだけど、国内線もお客様ゼロ!空港にも人がいないし、もう私達も終わりね〜、なんて話してたのよ。」なんて言っていたのが懐かしいけれど、若い世代の私達も「コロナの時はね、CAはみんな出向とか自宅待機になって、もう終わりね、実家に帰らなきゃ家賃払えない。」なんて言えるようになったわけです、皮肉にも。(というか私育児で休職していたのですが。)
航空業界にとって暗黒時代のコロナ、、、国境の制限、入国制限、隔離措置などの導入により、国際旅行需要が急激に低下しました。多くの国で渡航制限が実施され、観光客やビジネス旅行者が減少し、これにより航空会社は国際線の運航本数を削減せざるを得なくなりました。

ロックダウン措置により、国内旅行需要も減少しましたね。多くの企業がテレワークやオンライン会議に移行し、出張需要が激減ビジネスクラスの需要も低下しました。

ですが、ようやく!ようやく日の光が見えて参りましたのね。。。

なぜ今が一番チャンスなのか?

結論から言うと、

・国を挙げて、観光産業の活性化を推し進めていく方針を固めている。
・航空需要の回復にあたり、航空会社は安定的な人員確保をしなければならなくなった。

ということ。

JAL・ANA問わず、国内の航空会社は国土交通省の方針に全て従います。航空会社は、国交省の定める航空安全基準を遵守しなければならず、国交省は航空会社の運航監督や安全審査を行い、航空事故やヒヤリハットがあった場合には運航の是正や制裁措置を取ることもあります。

要するに御上(おかみ)の言うことは、ゼッタイ!ということ。

航空業界の今後の明るい展望

そんな御上が現在進行形でどんなことを目指しているのか?というと(国交省のお堅い文を読むのも大変なので抜粋しますね)

観光はコロナ禍を経ても成長戦略の柱、地域活性化の切り札。国際相互理解・国際平和にも重要な役割。” 
2025年の万博の開催地である我が国が世界的潮流を捉えた観光地として脚光を浴び、「持続可能な観光」の先進地としても注目されている”
観光の質の向上、観光産業の収益力・生産性の向上、交流人口・関係人口の拡大がコロナ前より進んだ形で観光が復活している”

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001597355.pdf 

これって航空会社が要となっていて、航空業界にとっては非常に良い追い風になっているのです。成長戦略の柱とはまさに航空業界のことなのでは?島国日本を盛り上げていくには、まさに今、航空業界のがんばり時なのです。

こちらは令和4年の資料になりますが、2020年度を見て!

国内線にお客様が搭乗した動向↑
国際線にお客様が搭乗した動向↑

だ、大打撃!!
え、グラフ見つからない?あるよ、右の方、よく見て。
グラフ、壊れた?笑 と思うほどですね。航空業界が打撃を受けたのは知ってはいたけれど、国交省が出す資料でこの数字を見ると愕然としますよね。

もちろんこの記事を読んでいる方も空港の閑散とした様子を実際に見たり、ニュースできいたりして、航空業界危ういな。なんて思われた方がほとんどだと思います。
コロナのタイミングで、JAL・ANA共にCAが出向したり、自宅待機になったり、今まで禁止されていた副業が解禁されたりと、今までと雇用形態が大きく変わりました。実際周りにはアルバイトをしている同期もいました、苦しい時でしたね。

ですが、直近の国交省のデータを見てみると、昨年から巻き返しているのわかりますか!(ちょっと見にくいけれど)

国際線のお客様を輸送した数!

2020年のどん底から現在、巻き返してきています!
(業界研究を進めたい方、航空関係者の方はこちらの引用元をどうぞ。)

読むのも一苦労なので、大事そうなところだけ抜粋&太字にしてみます。面接で少し参考になるかな?サラッと読んでみてください。
今後の航空業界の展望として、

”世界全体の国際航空旅客のコロナ前水準への回復は令和7年と予測されており、 水際対策の緩和が遅れたアジア太平洋地域については、更に遅れる見込みと予測されている。”
インバウンド需要の回復・増加に的確に対応するため、航空ネットワークを 支える航空・空港関連企業の経営基盤強化を図る”
航空会社の復便や新規就航促進・増便に向け、地方空港や地方公共団体と連携しながら、航空路線商談会等の場において、海外の航空会社に対し、復便、新規就航、増便を積極的に働きかけるとともに、インセンティブとして日本政府観光局が協働でプロモーションによる支援を行う。
"国際拠点空港等の整備 令和7年及びその後を見据えて、航空需要の回復及び増加に的確に対応する ため、空港の機能強化等に取り組む。"

https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001597357.pdf

まさに今回の選考で採用される方々は、この大きな需要に備えて採用される人員。政府が太鼓判をおす、航空産業の追い風の時です。

上でもすでに述べましたが、”御上のいうことはゼッタイ”です。
国交省がこのように言うのだから、航空会社も気合を入れて「インバウンド需要の回復・増加に的確に対応」する必要があります。
すなわち、皆さんを採用したい!!!ということ。

コロナ前の航空業界の勢いは凄かったんですよ。オリンピック、パラリンピック、新規都市就航など、イケイケどんどん!もちろんCAの勤務スケジュールは過密であり過酷な時もありましたけれど。(飛べない時期を経験してしまうと、ステイ先でのお買い物が恋しくなったり、普通に仕事できていたことに感謝しました。)
その時の水準に戻るのであれば、ただでさえ流動性が高い(離職率が高い)と言われるCA職はしっかりと人員が確保されるはずです。

まとめ ーエールを送りたいー

CAを目指していたけれど、時期的にちょうど採用が無くなって悲しい思いをした第二新卒の学生の方も、新卒採用に第二新卒が多く入ってきて倍率が上がるのではと心配になっている学生の方も、大丈夫。

自分らしく、自分でやってきたことに自信を持って面接に臨んでください。一生懸命時間をかけて準備したことは絶対ムダになんてならないです。後悔しないように、熱意を、想いを、ぶつけてください。航空産業を盛り上げようとする時勢の勢いと、優秀な方をたくさん採用したい航空会社、そんな追い風に身を委ねてみてください。

採用を担当している人は、会社でも経験のある中堅以上の管理職の人がほとんどです。実は皆さんの”この会社に入りたい!”という気持ちに感化され、面接後は「なんか、初心を思い出しちゃうね。」なんて言う人がほとんどなのです。ワタワタしすぎるのはオススメしませんが、新卒生特有の初々しさや元気の良さは武器にもなります。
私も一時期、少しだけ採用に携わることがありましたが、新卒採用の仕事は本当にエネルギーが貰えたし、自分の仕事にやりがいを感じる瞬間でもありました!
相手は面接官で、それだけで権威性というか、怖く見えてしまうこともあるかもしれません。でも実は、その日に何十人、何百人の選考に携わっていて、その面接官がその時ちょうど少し疲れてしまっていただけかもしれません。身構えてしまうかもしれないけれど、必要以上に萎縮する必要はないのです。「大勢を面接して大変ですよね、お疲れ様でございます。」くらいの余裕を持って自分らしく、いつも通りに過ごしてみてください。

コロナが過ぎ去りつつある今、日本では航空業界を盛り上げていこう、という勢いがある時期です。人事部の兼ね合いや、入社してからの人材育成、指導要領などで今回の採用の母数が決まっているだけで、昨年JALが既卒の採用をしたように、今年も既卒の採用があるはずです。(もちろん個人の主観ではありますが、これだけ政府の資料があるなら堅い、と信じています。)

今回は今回で、もちろん頑張って取り組むけれど、次回もあるし、大丈夫、大丈夫。
そんな気持ちで臨んでください。

今、面接真っ只なか、面接でうまく自分をアピールできなかった!と後悔する人も中にはいるかもしれません。(私自身も盛大にやらかしてしまって、面接後に泣きそうになったことがありました。笑 事なきを得ましたが。)

もし不安があったら勇気を出してコメント欄に書き込んでみてください。質問も、こんな私でよければ、また答えられることが受付ます。質問を元に次回の記事(二次、三次対策や私の採用日記を公開など?)にしてみようかな、とも考えています。

それでは、また。

この空の上から地上を見ると、自分の悩みなんかちっぽけだなー!といつも思えて、
乗務中はよく外を眺めていました。



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